|
ひとり言011 敵に塩を送る 謙信の「天地人」の信条 人間生きていくのに、塩がなければどうにもならない。 戦国時代、甲斐の武田信玄に対抗する今川氏真と北条氏康は、共謀して甲斐への塩の道を 絶ってしまった。 このため甲斐・信濃の領民は難渋を極めた。 これを聞いた武田信玄の好敵手で越後の名将上杉謙信は、 信玄に対し 「氏真・氏康、公を苦しむるに塩をもってす。 不勇・不義なり。 吾、公と争えども、争うところは弓箭(弓矢)にあり。 米、塩にあらず」 と伝えて、 武田領の信濃に塩を送って、塩市を開き住民を救った。 「敵に塩を送る」の言葉を生んだ有名な話である。 松本城下の住民は謙信のこの徳を讃え、以後毎年1月10日に塩市の祭事を催したという。 今では「塩市」ならぬ「飴市」と改名されて、昔ながらの賑わいを見せているという。 NHK 大河ドラマで「直江兼続」の物語が始まった。
上杉謙信の言葉に 「天の時、地の利、人の和の三つが整った時、争いはなくなる」 に 由来する「天地人」の信条は、謙信亡き後、主君・上杉景勝の元で、上杉家の治世を支えた 直江兼続によって、徹底した「義と愛」の政治で民を導き、一躍、戦国のヒーローになった。 戦国時代、利にはしり、裏切り、謀略の限りが尽くされた世の中に、 謙信の信条を忠実に実行した政治家の話として、面白いと思う。 現代に照らせば、立場が不利になれば、簡単に総理の役職を放り出すような政治屋、 今の世はあまりにも「利」に走り、経済を混乱させ、弱者をいじめ、 しかも政治が民のためになされていない現状に、直江兼続のドラマはタイミングがよく、 楽しみである。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2009年01月20日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



