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さいたま・大宮 32 さいたま市指定天然記念物「大イチョウ」「枝垂れ彼岸桜」のある円蔵院 真言宗智山派・慈眼山円蔵院は、見沼低地を望む台地、さいたま市見沼区中川540にあり、 桶川市明星院の末寺、本尊に阿弥陀如来像を祀り、 開山の法印隆景僧都は応永12年(1405)に亡くなっているが、 寺院開創の明確な年代は不明とされている。 寺宝として室町時代の作「絹本着色十二天画像」や円空仏(観音像)は、 さいたま市指定文化財。 また、室町時代の板石塔婆が残されている。 山門左の石地蔵尊像は正徳2年(1712)奉納されたもの。 円蔵院の大イチョウ 手入れの行き届いた境内には、高さ26m、幹回り4.5m、 枝張り東西26m、南北19m、さいたま市指定天然記念物「大イチョウ」 今までこんなに素晴らしい大イチョウを観たことがない。 今まで見たイチョウの大木は、神宮外苑のイチョウ並木に象徴される、 全て空に向かって聳え立っている、威風堂々然とした大イチョウであったが、 ここの大イチョウは従来の感覚とは全く異なった「大イチョウ」である。 間近で見上げる、大きく覆いかぶさる大枝の広がり、枝垂れるように地上近くまで垂れる末枝に、 視界が遮られ圧倒され息を呑む、しかも幹周りは大人3人では抱えきれない太さ、 思わず驚愕する摩訶不思議な感覚。 撮影した写真では伝えられないモドカシサ、文才のないモドカシサを感じるだけである。 早春の頃は若葉のみずみずしさに、夏は木陰に冷気が漂い、 秋には、雌木でギンナンが実を結び枝先が地面に付くほどに撓み、 黄金の葉に色付き、やがて境内が黄金の葉を敷き詰めた詩情豊かな世界になるという。 円蔵院の枝垂れ彼岸桜 延命地蔵堂前には、これもさいたま市指定天然記念物「枝垂れヒガン桜」がある。 高さ11m、枝張り東西11m、南北10m、目とおり1.8mと 昭和36年指定時であったが、これは惜しくも昭和41年の台風に倒され、 急遽植え直し、枝を切り詰め、枯死は免れたが、樹形は小ぶりになり、 かつての優美な姿に戻す保護を続けている。 本堂前の「大イチョウ」と共に、境内の景観を一層引き立てる「枝垂れヒガン桜」として、 3月彼岸頃から4月初めにかけて、淡紅色の花笠を飾ったような花を咲かせるという。 円蔵寺の火伏身代不動明王堂 山門手前脇の「火伏身代不動明王」の不動堂は、平成7年師走の月、深更の強風下に、 不審火により全焼、更に竹林及び境内、更に近隣民家への延焼も不可避化と思われる状況であったが、 奇跡的に強風が止み、類焼を免れ、これ偏に不動明王の御加護。 このとき尊像は原型を留めぬ焼け崩れに、火伏身代の威神力を賛嘆、加護請願し、 尊像再建したとある。 不動堂脇に安永7年(1778)奉納の供養塔。 |
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2009年07月20日
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