なお爺のひとり言

一期一会の出会いを大切に 満89歳の卒寿になった、なお爺 これからも よろしく

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   埼玉:川口 35 善光寺

   川口の善光寺は今、荒川土手の改修工事が行なわれ、
   今まであった寺院、墓地を荒川土手の上にかさ上げする、大工事の最中である。 
   隣接する川口市立南中学校、川口市立舟戸小学校、川口市立舟戸幼稚園は
   かさ上げ工事が終了しているようであるが、その隣の善光寺は今墓地の移転が行なわれているが、
   多くの檀家を抱える寺は、その引越しの対応が大変のようである。

   今、土手の下にある墓地を、土手をかさ上げして出来た、土手上の墓地に移転するという大工事。
   昔の立派な本堂は、今解体されていた。 
   土手上には写真の伽藍が建築され、その裏手に新しい墓地が作られ、
   暫時下の墓地から、上の墓地に移転が進められていた。

   荒川土手下の、古くからある墓地。 
   この墓地を土手上の新墓地に全部移転し、ここが荒川新土手にかさ上げ埋められ、
   補強されるという。
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   土手上に立てられた、善光寺本堂。
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   新本堂の裏に出来た、新墓地。 移転は長い年月がかかるであろう。
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   新墓地・新本堂の新石仏。
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   どのように将来、善光寺は再建されるのであるのか??
   墓地移転で、由緒ある墓地の石塔・石仏などが、今、行き場を失って、ここに集積されている。
   高層住宅を背景に、枯れ草の中に、なんとも侘しい光景である。

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   善光寺の創建は1100年頃といわれているが、
   古典「とばずがたり」に武蔵国足立郡小川口の章があり、
   正応2年(1289)12月小川口の里にいる川越入道の尼に招かれて、
   鎌倉から小川口へ来たときの様子が書かれている。 
   鎌倉から3日がかりで来て、
   「前には入間川とか流れたる。向へには、岩淵の宿といひて、
   遊女どものすみかあり。山といふものはこの国内にはみえず」 と書かれている。
   また昔、遠い都の華やかな生活を思い、
   「思いやれ 憂きことつもる 白雪の 跡なき庭に 消えかかる身を」 と歌い詠む。 
   書かれた小川口の里は、ここ舟戸ヶ原一帯と思われるという。

   江戸時代の観光案内書「絵本江戸土産」に、
   「岩槻に出いづるの往還にて昔は小川口といひしとなん。渡し場の北に善光寺あり。
   むかし定尊といへる沙門霊夢によって中尊阿弥陀を鋳奉り後に脇士を鋳るとなん。
   その霊験きはめていちじるし」 とあり、
   江戸近在で善光寺参りが出来るとあって、参詣人を多く集めたという。

   江戸時代の観光案内書「江戸名所図会」にも、
   「天台宗にして平等山阿弥陀院と号し、本堂には定尊が阿弥陀仏と脇士観音、勢至観音を鋳奉る」
   と同様な記述がある。
   その「江戸名所図会」に善光寺が画かれて居る。

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   これは昭和50年代頃の善光寺であろう。 
   今、荒川土手は堤防がかさ上げされ、市内には高層住宅が建設され、
   景色が大きく変わっている。
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