なお爺のひとり言

一期一会の出会いを大切に 満89歳の卒寿になった、なお爺 これからも よろしく

健康・大腸がん闘病の記録

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     闘病の記録  大腸ガンと闘う  その16



     人の身体は、実に絶妙な調和で、この命が支えられている。 
     その神秘な調和には。驚嘆するばかりである。 
     今まで、健康ゆえに考えもしなかったことが、
     人々から恐れられているガンなどと言う病気をして、
     初めて色々と考えさせられ、病気快癒の過程で、神秘の調和を実感し、
     生と死を考えさせられたことは、むしろ幸運ではなかったか。  


     よく友人から色々のたぐいの薬を、勧められる。 
     非常に高価である。 しかし、そのような高価な薬を服用できる、経済的な余裕はない。
     いや、そのような薬について、大体信用していないのである。
     病気になったら、医者の世話に成らなければならない。 
     薬の世話にも成らなければならない。 
     しかし、病気は医者が治すものではない。 
     薬が治すものでもない。
     あくまでも、手術にしろ、投薬にしろ、補助的手段であって、
     病気そのものを治す力は、己の中に潜んでいる神秘な調和、己の気力であると知った。


     一病息災。 
     「健康である」と自意識が過剰であると、体内調和が乱れる。 


     病を知って、初めて健康の有難さを知り、自分を大切にする心が芽生えるものである。 
     病気になったら、医者を信頼することが大切である。 
     ある友人は、肺がんと言われ、信用できないので、
     あっちの病院、こっちの病院と、転々と診断を受け、 
     そのうえ 良い病院に入院すると言って、ベット待ちしているうち、
     手遅れに成ってしまい、入院して崩れるように逝ってしまった。 
     最初の病院で、治療を受けていたら、良かったのではないかと思う。


     私は、経済的にはある事情で、資産を特に金融資産は全て失った上に、
     何がしかの借金を抱える羽目になり、失意の底に突き落とされ呆然としていた。 
     あれも人生、これも人生と 開き直った時に 罹った病気 であった。 

     今の社会は、実に有難いものである。 
     民間医療保険等は掛け金が支払えず解約などしてしまったが、
     年金があり、老人医療制度の御蔭で、医療費の恩典をうけ、
     経済負担も思いのほか、掛からずに病気療養ができた。


     人は崖淵に立たされて、その真価が問われるという。 
     回復したら、社会に余生を還元しなければいけないと思っている。 
     しかし、借金の返済だけは、如何にしょうかと、それが今 最大の悩みである。



        ただ風流と見し桜吹雪
             手術のあとは 生の歓び


          今までは 桜見もただの 風流と
               病を知りて 歓喜し感動


        連休と 浮かれる世間 背をむけて
             一人苦しみ そぞろ見しテレビ


          春風に 新緑萌えて 櫻咲く
               森羅万象 自然の摂理


        あかねさし 雲燃え尽きる 落日に
             素晴らしき妙 自然の摂理は


          朝日うけ 新緑の木々 かがやける
               英気を吸いて 気力みなぎる

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      闘病の記録  大腸ガンと闘う  その15



     抗がん剤投与の治療が終わって2ヶ月ばかり経った時、
     主治医から「人工肛門の具合はどうですか。 不便ですか。 
     取り外しの希望がありますか。 老人になると、そのままと言う人が多く居ますが。」 

     「取り外せるなら、お願いします。」


     平成15年10月21日、
     人工肛門を閉鎖して、直腸吻合手術のため、再度開腹手術を受ける。


     2週間たち、傷もどうやら癒えかかり、直腸もなんとかつながったようだ。 
     白湯まがいの重湯が与えられ、ひと匙口にしたときに、衝撃が走った。 
     なんと! なんと!  エ・・!  エ・・!
     1年4ヶ月ばかり使われなかった肛門が、クックックッ・・・
     「これから役割を果たさなければ」というような不思議な感覚を自覚した。 
     その神秘。  その感動。
     人間の身体の、 精巧さ、 神秘さ、 生命の偉大さを知り、
     生命の尊厳と可能性を認識する 貴重な手術であった。 
     人は死の直前まで、 生きる、 いやあらゆる可能性を秘めている。
     今まで苦悩したが、 あれは何だったのかと、 再認識し全て解消した。



        一年余 使われざりし 肛門は
             重湯ひと匙 機能自覚す


          人間の 五臓六腑の 摂理知る
               神に感謝す 再手術後に


        五臓六腑 摂理をいまだ 知らざりき
             素晴らしき妙 神に感謝す


          五臓六腑 摂理の妙に 驚嘆す
               生き抜く力 我に与えし


        病得て 人には生くる 力ある
             気力萎えねば すべて我が意に


          病得て 人には無限の 力知る
               出来えぬことも 成す力ある


        鷹山は なせば成るとて 諭しける
             煩うなかれ 成せば成るらん


          他の人の 良けれと思い 成すことも
               しばし違うは 世の常と知る


        他人の身に 成りて思えば いさかいも
             無きと知りつつ 犯す過ち


          病持ち 宣伝文句に おどらさる
               病治すは 己が気力ぞ


        病院で 声弾ませて 再会の
             無事たたえ合う 同病の友



     平成15年11月8日(土) 退院
     人工肛門を取り外し、やっと自分の肛門を、元のように自然調節で使用、 
     元の体調になった。    ものすごく新鮮で素晴らしい。

     当面、半年に一回のペースで、 X線検査、胸部・腹部CT検査、採血検査等  
     諸検査を受けて、 状態を観察することになった。
     食事等の制限、薬剤投与も撤廃された。
     全ての生活は、なんら拘束されずに、自分の状態に応じて、
     自己管理の基に出来ることと成った。  
     あとは、ガンが転移するかどうか、寿命がどこまで在るかは、全て天命である。
     今は、体調に関して、全て解放されたのである。
     枇杷が熟し、栗が花をつけ、さんご樹の葉  が色ずく季節

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      闘病の記録  大腸ガンと闘う  その14



     抗がん剤投与の治療は、いろいろと苦しいことがあったが、一先ず完了と云われた。 
     半年の予定が、色々あって、10ヶ月近くかかってしまった。 
     効果はあるのか。
     X線検査、胸部・腹部CT検査、MRI検査、大腸内視鏡検査等の検査の結果、
     ガン転移が認められないとのこと。
     後はガンが転移するもしないも、これは天命である。


     平成15年7月下旬
     抗がん剤投与の治療も無事終わる。
     ひとまず、病気回復の内祝いをする。


     手術から1年余、やっと抗がん剤投与の副作用から来る、
     体調不良、吐き気、食欲低下、倦怠感、貧血等から、
     これで解放されると思うと、何となくワクワクする。



     謹啓
     時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
     病気入院の折、ご多用にもかかわらず、御懇篤なる御見舞を戴き  
     御鄭重な御芳志を賜り有難く厚く御礼申し上げます。 
     開腹手術を受けたのが昨年七月初め、手術の回復に五十日ちかくかかり、
     その後抗がん剤投与の治療に専念いたしましたが、薬の副作用に苦しみ、
     肺炎を併発したり、免疫力の極度の低下などで投薬を中断したりと、
     抗がん剤投与の治療期間が永くかかってしまいました。
     このたび病状診断の結果、ガンの転移が認められず、抗がん剤投与の治療も終了し、
     晴れて病気回復の由、医師より告げられました。   
     今ここに、検診の結果ガンの転移が認められないと言うことは、
     たとえ見落とされた小さなガン転移があったとしても、
     私の年齢ではガンの成長が命に関わるまで、恐らく五年はかかると思いますので、
     医師から五年の寿命が保証されたものと考えております。  
     この五年の寿命を大切に生き、まだまだ社会のために、
     何らかの貢献が出来ればと思っております。
     ここに病気回復いたしましたので、いささか心ばかりの品ではございますが、
     御笑納下さいますよう御願い申し上げます。
     先ずは謹んで御礼の御挨拶申し上げます。 
     天候が不順の折、程なく梅雨があけ酷暑の季節になります。
     どうぞ御身体ご自愛ください。              敬具

          平成十五年七月吉日



        病得て 人は気力を 秘むを知る
             社会に還せ この余生をば


          病得て 人には生きる 力あり
               気力ありせば 全て可能に


        不可能を 可能に変える 気力持つ
             人それぞれに 備わりしもの


          病得て 人には生きる 力あり
               想い悩むは 愚かなことと


        病得て 今日この時の 切に生き
             明日を愁うは 詮無きことと



     抗がん剤投与中は体調が勝れず、食事中や食後によく気分が悪く成ったり、
     むかついたりした。 
     酒などはほとんど飲まなかった。いや飲めなかった。 
     まだ体力は回復して居ないが、友人と一献かたむけるか。 
     「待てよ。 気持ちが悪くならないか。」  「えい。侭よ。」 
     たった、酒を呑むだけで、何を躊躇しているのだ。



        友人と 酒酌み交わし 語り合う
             生きるよろこび 病忘れて


          生きてこそ 酒酌み交わし 珍味よし
               談笑さらに 夜更け忘れて


        酒ありて 珍味がありて 談笑は
             ひときわ高し 気友より受く


          病をば 気遣い酌みし 友人の
               徳利取り上げ 病快獨酌


        生きてこそ 酒は六腑にしみわたり
             ガンは排除す 心地よき酔い


          友人の 誘い断り 揺れ動く
               心の様に 病悲しき


        病癒え 友と酒汲む 歓ばし
             何躊躇する 想い煩う
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     闘病の記録  大腸ガンと闘う  その13



     春を告げる、うぐいすの初音を聞き、樹木の新緑も日増しに色濃くなり、
     川添の櫻も蕾がだんだんと膨らんできた。 
     しかしまだ肌寒い。

     昨日は、低気圧の関係で、小雨交じりの春の嵐が吹き荒れ、
     裏山の新緑の樹木は、嵐に吹きさらされた。 
     今日は何事も無かったように、午後から穏やかな日和に成った。

     静養中の身に、この天候は自分の人生をみるような、気がした。 
     あれも人生、これも人生。 人生色々あるものと。



        新萌えの 樹木の緑は 吹き荒れる
             春の嵐に 耐え耐えに耐え


          耐え耐えて 花一輪 咲かせおる
               春の嵐に 櫻いとおし


        吹きすさぶ 風に一輪 花咲かせ
             節替り告ぐ 櫻いとおし


          すさぶ風 花一輪 咲かせゐる
               節替り告ぐ 櫻いとおし


        春嵐に 耐え耐えし朝 新萌えの
             若葉に朝日 燦燦とふる


          吹きすさぶ 嵐に耐えし 新萌えの
               若葉に旭 燦燦とふる


        烏さえ 吹き流される 春あらし
             新緑の樹木 のたうち耐える


          春嵐に 雲千切れ飛び 新萌えの
               樹木のたうちて 揺れ耐えるさま


        一夜明け 嵐に耐えし 新緑は
             糠雨にぬれ いろ更に増し


          昨夜來い 風雨に耐えし 新緑は
               朝日に冴えて 緑輝く



     とにかく、春を迎えることが出来た。
     桜の花も見られる。 木々の緑も段々と色付いて来る。 
     鶯の声も聞かれる。 これから段々と温かくなる。
     今までは、花見といえば 呑んでクダまく こと位であったものが。
     このような気分で春を迎えられるとは。 今年の花見が最後かな。



        冴えわたる ブルーの空に 新緑は
             ひときわさえて 緑あざやか


          夕映えに 遠見の富士や かかる雲
               後光さすさま 極楽浄土


        あかねさす 夕映え富士は 黒々と
             金色の雲 燃え輝きて


          浄土とは かくあるながめ 夕映えに
               たなびく雲は 金色に燃ゆ


        落日は 富士の頂き 輝きて
             後光の雲や 金色燃ゆる


          一瞬の 風のなぎまと こぼれ日に
               緑輝き 萌え葉いろずく



     ガンなどと言う病気を患い、生と死が身近なものとなった今、
     この世界を見る目が一変した感がある。 
     見るもの、聞くものが全て新しく、神秘に満ちている。 
     人間としての尊厳、偉大さ、無限の可能性を秘める力を持つ命、
     なんと素晴らしい天の贈り物であるこの命。 
     天の定める命尽きるまで、大切に生きてこそ、人の道と知る。



        散歩道 春の香りに誘われて
             道すじかえる 桃の花咲く


          まだ寒し 日ごとに緑 いろ増して
               うぐいす来たり 春告ぐるなり


        肌寒き 風に一輪 桜花
             春来れりと 告げて舞うなり


          肌寒し つぼみも堅し 一輪の
               花開かせて 春告ぐる桜


        寒暖の 落差はげしき いたずらに
             桜とまどい 我も戸惑う


          まだ寒し 樹木は芽吹きを ふくらませ
               春の光を 待ち焦がれつ


        はらはらと 風に舞うなり 花吹雪
             我が手にうけて 生きる喜び
     古株は 若木を育て 自若たり
        枯れすすき 根もと青芽が 生い茂る


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     闘病の記録  大腸ガンと闘う  その12



     老後の資金は、すでに使い果たし、医療費は老人医療で助けられてはいるものの、
     色々の請求書が舞い込んでくる。 
     入院で資金管理は、有難いことに次男が管理してくれてはいるが、
     入院中から預金通帳・カード等全て差押えられている。 
     怒られながら。  息子に頭が上がらない。 
     それにしても年金は有難い。



        生きること 苦しきことぞ 多けれぞ
             資金繰りする 年金生活


          楽しみて 昔の苦労 うち忘る
               その時ありて 年金生活


        今すこし 余裕があれば 楽しみを
             倍加する夢 年金生活


          如何にして ひねり出すかと 楽しみを
               年金生活 これも人生


        税金の督促状や 請求書
             おもいわずらう 年金生活


          金無くば 心身共に 健やかに
               天は二物を 与えぬものと


        恐きもの ガン病むよりは 借金の
             返済苦慮す これも人生



     「大腸にポリープがあると診断されたので、摘出手術を受けるよ。」
     「ポリープ摘出手術が、順調に行ったので、これで快調だ。」と
     慶んでいた友人。 

     暫らくして、「何か、胸が傷む。 病院で検査を受けるよ。」 
     「肺ガンと言われたが、どうも信用ができない。 こんなに元気なのに」
     「3ヶ所で言われたから、一番良い病院に入院しよう」
     病院を訪ね廻って、診断を受けるに1ヶ月以上、ベット待ちに2ヶ月近く。

     診断はどこも肺がん。 すでに大分進行している様子。
     何故、早く気付かなかったのか。 ポリープ摘出手術より、肺がん治療が先だったのに。
     病院を訪ね廻っている時では、無かったはずなのに。
     肺がんと診断されて、わずか五ヶ月足らず、入院して崩れるように、逝ってしまうとは。
     人の定めは、はかないもの。   ご冥福を祈るのみ。



        友逝きて 骨拾うこと せつなくて
             ただ冥福を 祈るのみなり


          七七日 仏前に問う 冥土とは
               苦なるか楽か やがて逝く道


        友逝きて やがては我も 逝く道ぞ
             森羅万象 その切にあり


          白鷺は 寂しかるらん 葉を落とす
               樫枝一羽 羽つくろい居る


        ホホーホー つがい求める 鳩さびし
             夕映え映える 葉落ちし枝に

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