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窓から差し込む朝の光が、心なしか薄くなり、Firenze に訪れかけた秋の気配を知る。
旅先で迎える朝、その特有の気だるさも、窓を開けると入る、穏やかな涼風によって霧散する。
見慣れた街の姿も、秋が迫り透明感を増した早朝の空気を通すと、「新しい景色」の如く目に映る。早秋の爽やかな朝の空気は、ホテルの食堂で取る「いつもの朝食」を敢えて避け、外に出て、緩やかな散歩をしたいと思う動機には、充分過ぎる。
日が昇ると共に人を集める Vecchio の橋上を、少し離れた P.te alle Grazie から眺めてみる。
橋に積まれた建物が織り成す「モザイク」の色合い、そして、夕闇に浮かび、あれ程奇異に見えた「空中回廊」の窓枠さえ、澄んだ空気を通して清々しく其処に佇む。
盛夏の太陽が去り、Arno の表情も柔らかくなった。
川面に映る夏の単調な濃い影は、いつの間にかその姿を消し、変わって幾重にも折り重なる色の異なる影が
Arno の表情を和ませる。ボートのオールが作る小さな波紋が、段々と輪を広げ、異なる色を互いに混ぜ合わて岸辺に当たる。
お気に入りの小さな bar で買った panino の子袋を開く。
今朝の朝食の共は、Vecchio と Arno の秋景色、そして、涼やかに流れる秋の空気。
遠く Arno の上流から、Toscana の熟した「秋」が流れ込み、Firenze に、また今年も「新しい景色」が巡って来た。
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乳白色に煙るような朝ですね。PonteVecchioと続く建物が重く感じられるのに、みなもを行くボートがアクセントとなって、一幅の絵画を観ているようです。川面を渡る爽やかな一陣の風を感じました。五感を刺激する朝食はホテル内よりも美味しかったことでしょう。
naoki先生の腕がますます冴えて、これも傑作ポチです!!
2007/10/1(月) 午後 8:45
>quaさん・・・いえいえ、そんな事はありませんよ。若々しい感性が垣間見えるquaさんの文章は大好きです。
2007/10/1(月) 午後 11:20
>yrkgdさん・・・フィレンツェは特に、季節の移り変わりも含めて、少し視点を帰ると様々な表情を見つけることが出来る街だと思います。やはり、背景に豊かなトスカーナがひかえているからだと思います。
ありがとうございます。
2007/10/1(月) 午後 11:22
ここへおじゃますると気持ちの底に抑えている旅心が刺激されて抑えが効かなくなりそうです。美術館からの眺めも最高です。私は絵画を楽しむよりも窓からこの風景をぼんやり眺めていたことを思いだします。場所が違っていたらごめんなさい。
2007/10/2(火) 午前 0:37
(*∂-∂*)こんばんは♪
履歴から遊びにきました〜。
まるで自分がそこにいるような錯覚に陥るような素晴しい風景です。
また、オジャマさせていただきます♪
2007/10/2(火) 午後 7:54 [ - ]
>Machiさん・・・ウッフィツィは右手にありますが、其処からの眺めも美しいですね。街の風景さえも、一幅の絵のように感じます。心に残る風景を1つでも多くこの街で探したいです。
2007/10/2(火) 午後 10:05
>fateさん・・・ありがとうございます。何げなく書いている記事ばかりですが、気に入って頂けたようで嬉しく思います。こちらこそ、宜しくお願い致します。
2007/10/2(火) 午後 10:06
フィレンツェというと,やはりウッフィツィ美術館ですね。NHKの番組で何度かしていたので,行ってみたいですね。それと「平静と情熱の間」の映画を思い出します。昨日久しぶりにエンヤの曲を聞きました。ゆったりとした時間がいいですね。
2007/10/2(火) 午後 11:30
本当にステキですね☆見とれてしまいます。
初めてみる場所なのに、なぜか心の奥がキュンとなり、涙が出てきそうな気がするほど懐かしく感じます。イタリア、私には縁のない国だと思っていました。ですが、今、一番行きたい国です。見つけることが出来て嬉しいです。ありがとうございました。
2007/10/3(水) 午後 10:10
何度も失礼いたします。私には、水面がゆらゆらと波うっているように見え、カヌーも動いているかのようです。動画みたいです。
本当にステキ!
2007/10/3(水) 午後 10:13
私はヴェッキオの橋を歩きました。橋の両側が宝石店になっているのも面白い・・歩きまわって小さなピアスを買いました。今もつけています。
2007/10/5(金) 午後 9:05 [ red*oz*166* ]
> mamakariさん・・・ウッフィツィは、ひと気のなくなった、夜の姿もまた美しいと思います。重々しく迫る黒いコの字型の建物の迫力も捨て難い魅力があります。
2007/10/5(金) 午後 9:20
>・・・さん・・・意外な場所に、意外なモノがあるものですね。ちょっとびっくりします。
2007/10/5(金) 午後 9:21
>btwfnさん・・・フィレンツェは何度も訪れているのですが、その度に、自分だけの光景を探し続けています。何げない街角の風景であっても、時として忘れられないものになります。
2007/10/5(金) 午後 9:22
>btwfnさん2・・・「観光地フィレンツェ」にあって、アルノの流れは、意外と一目を惹きませんが、ひとたび目線を移してみると、あらためて、この川がフィレンツェに欠かすことの出来ない「断片」であることに気が付きます。
2007/10/5(金) 午後 9:24
>redrozeさん・・・ヴェッキオの貴金属店で買い物をしてみたいです。贈る相手も見つけなくてはいけませんね。きっと記念になると思います。
2007/10/5(金) 午後 9:25
初めまして。足跡からこのページを知りました!素敵ですね・・・
私も以前はイタリアによく足を運びました。建築の勉強をしに友人と
電車に乗って身振り手振りで歩き回ったものです。海外に行きたいけど行けない・・・ので又遊びに来ます!!
2007/10/5(金) 午後 10:26 [ クゥ・ドゥ・テル ]
こんにちは。お目に留まって嬉しく思います。気ままなブログですので、お気軽にお楽しみ頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。
2007/10/6(土) 午後 4:18
秋のアルノ川の夕べ・・・。
いいでしょうね・・・。
2007/10/8(月) 午後 1:13
空気が、段々と澄んでくる季節になりました。水辺の風景は、一層鮮やかに目に映りますね。
2007/10/8(月) 午後 11:39