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Venezia では、水路巡りに心惹かれます。
どの案内記にも相応のページが割かれるような旧所名跡も、この特異な風情を有する街にとって欠かすことの出来ない重要な要素なのでしょう。しかし、Venezia の所以たる水辺の妙に目を閉じるのは、如何にも惜しい気がします。
大きな運河から幾重にも分かれた水路は、葉脈のように街全体に広がります。
建物の日陰になり、誰も通らないような細い路地を進むと、風情ある小水路、或いは其処に物言わず架かる小橋の姿に行き当たる事があります。
大運河に架かる急角度に屹立した大橋も、渡る人の活気や、絶えず下を通る船影の多さに退屈を覚えません。しかし、それと対照的に、静かな水面を下に黙して佇む小水路や小橋も、一幅の絵の様な感を残し、薄い膜の様な魅力を Venezia の風情に与えます。
夜になり、ランタンの薄明かりが、小橋の上で寄り添う 2 つの影を照らす時、小水路に小さな波紋が音も無く広がる ・・・ ロマンティックな想像も、この街の水辺には事欠きません。
地図が殆ど役に立たない、入り組んだ迷宮都市を巡り、小路の奥で、もう 1 つの Venezia らしい光景を見つける ・・・。決して悪くはない筈です。
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2011年02月22日
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