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「 自然の前で、人は無力 」 という言葉をよく耳にします。
「 自然は人知を超えた力を ・・・ 」 という言葉も同義です。
しかし、私はそうは思いません。
自然が人間の営みを無視し、ある日突然その猛威を私達の頭上に振り翳す ・・・
たとえそうであったとしても、全ての人間が、それに慄き、絶望し、身を縮めながら
恐怖に震え続けるわけではありません。
人が自然の猛威を否応無く受け入れなければならない宿命を背負っているとしても、
我々は、それを乗り越えて行くに足る能力を備えている筈です。
たとえ自らが自然の猛威に屈し、立ち上がることの出来ない痛みを負ったとしても、
それ以上に他の人の身を案じ、他の人の痛みを自らのそれに置き換えて
涙を流す事が出来る ・・・
人間が本来的に持つこの尊い感情は、
「 人知を超えた 」 力の前で、決して為す術も無く倒れ行くものとは思えません。
自然現象が、何よりも大切な 「 命 」 を奪い去る力を持つのであれば、
その悲しみがたとえ耐え難いものであったとしても、
それを乗り越えて 「 生 」 を繋いでいく大きな力が我々にはある筈です。
人間が持つ、その 「 人知 」 は、無慈悲な自然の力を越える事は出来なくとも、
決して劣るものでもありません。
自然の力が時として余りにも巨大で、容赦なく眼前に立ちはだかるとしても、
私は、それに決して負けることのない人の力、そして人の心を信じたいと思います。
人は、決して屈し続ける事はありません。
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2011年03月25日
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