イタリア Lezione

主にイタリアに関する読み物です。

雑感

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イタリアに限らず、旅先で感じた事を書いています。
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秋の詩

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Ce soir, la lune rêve avec plus de paresse ;

Ainsi qu'une beauté, sur de nombreux coussins,

Qui d'une main distraite et légère caresse

Avant de s'endormir le contour de ses seins,



Sur le dos satiné de molles avalanches,

Mourante, elle se livre aux longues pâmoisons,

Et promène ses yeux sur les visions blanches

Qui montant dans l'azur comme des floraisons.



Quand parfois sur ce globe, en sa langueur oisive,

Elle laisse filer une larme furtive,

Un poëte pieux, ennemi du sommeil,



Dans le creux de sa main prend cette larme pâle,

Aux reflet irisés comme un fragment d'opale,

Et la met dans son cœur loin de yeux du soleil.



“ Tristesses de la Lune ” 1857 : C. Baudelaire



T. N.

「 二人 」

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 中学 1 年生の時に、『 あの素晴らしい愛をもう一度 』 という曲を初めて知りました。



 校内で行われた合唱コンクールの類であったと思います。
 クラス毎に合唱曲を決め、壇上で披露するという、中学校で現在でも行われているであろう催しです。自らのクラスで決めて 「 発表 」 した曲は、何故か全く記憶にありませんが、上級生のクラスが切々と歌い上げた 『 あの素晴らしい愛をもう一度 』 のメロディと歌詞は、鮮烈に頭に残りました。何処か切なく心に響く曲調。私は、歌を聴いて、初めて胸を締め付けられるような心持ちになりました。



 「 ・・・ 二人の心と心が、今は、もう通わない 」

 この曲の歌詞で、人を連想させる主語は、「 二人 」 しかありません。この 「 二人 」 が、何を意味するのか、中学生の私には理解する事が出来ませんでしたが、切ない曲調に乗った 「 二人 」 に、やがて訪れるであろう自らの多感で繊細な心の振幅を、本能的に重ね合わせたのかも知れません。私は、それまでに経験した事のない、切ない胸の痛みを、この曲に嗅ぎ取りました。



 日々、楽しかったあの頃。
 移ろうのが常である人の心の振幅を微塵も予期していなかったあの頃。



 この歌を初めて聴いた時に感じた胸の締め付けは、そのような無邪気な子供の足元に、確実に迫っていた心の成長を予感させるものであったのでしょう。


 今でも心に残る曲です。







あの時、同じ花を見て
美しいと言った二人の
心と心が、今はもう通わない

あの素晴らしい愛をもう一度 ・・・


『 あの素晴らしい愛をもう一度 』 ( 1971 年 ) : 北山修 ・ 加藤和彦

秋に寄せて ( 改 )

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 東京は雨です。



 これからは、一雨ごとに秋の気配が濃くなっていくのでしょう。
 「 食欲の秋 」 「 芸術の秋 」 「 読書の秋 」 ・・・ 秋は誰にとっても色々な意味を持つ季節です。皆様の心には、どのような秋があるのでしょう。





 私にとって、秋は 「 物想い 」 の季節です。


 盛夏の燃えるような太陽が、人間の活力を想起させるものであるならば、それとは逆に、しっとりとした秋の風情や落ち着きは、物事をゆっくりと考える人の 「 心 」 を象徴するように思えます。


 自らの生き方をゆっくりと見詰め直しても良し、学問の深遠に思いを巡らせても良し、慌しい世情を遠く眺めて、心の拠り所を探すのもまた、一局の棋譜を残すような趣があるでしょう。秋の夜長は、文字通り、その際限を感じさせませんから、一人ゆっくり考え事を巡らせるには良い季節です。





 私は 「 人の心 」 を考えたいと思います。


 家族や職場の同僚のように近しい人は勿論ですが、ゆっくり考えられる季節だからこそ、遠く会うことの出来ない大切な人の事を考えたいと思います。


 遠くにいて会う事が出来ないのは、不安で寂しいものです。
 だからこそ、落ち着いてゆっくりと、その人の 「 心 」 を考えたいと思います。


 たとえ会うことが出来なくても、たとえ頭の中で姿形がおぼろになったとしても、大切な人の 「 心 」 を考えていれば、必ずどこかで繋がっているような気がします。





 何処にいても、秋の深い青空は1つです。


 次第に侘しい色を濃くしていく秋の空を見ながら、大切な人の移りゆく 「 心 」 を考えるとき、空の下で、その人との確かな繋がりを感じることが出来る筈です。




 そのような事が、時折頭に浮かぶ秋の日 ・・・


 私の好きな季節が足早に訪れようとしています。

untitled

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The Poets light but Lamps ---

Themselves --- go out ---

The Wicks they stimulate ---

If vital Light



Inhere as do the Suns ---

Each Age a Lens

Disseminating their

Circumference ---



Emily Dickinson, 1864





Dedicated to K.

on that seashore : Amalfi

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 There are the beautiful things, the beautiful little things ---

the flowers, the lichens among the rocks,

the lightness and softness of a piece of fur,

the far sky with its drifting down of clouds, the sunsets and the stars.

And there is you.



・・・ The Country of the Blind : H. G. Wells


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