イタリア Lezione

主にイタリアに関する読み物です。

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他の書庫に入れることが出来ない、文字通り「その他」の記事です。愛犬 Lunedi が「場つなぎ」役として時々登場します。
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Rain

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 湿気を帯びた雨の音が次第に大きくなってきます。

このような日は、家に静かに篭もるしかありません。

物音がしない自分の部屋では、窓を激しく叩く雨音だけが耳に入ります。

激しい雨音は、時として人の心を乱します。

ぼんやりと外を見て、激しい雨音だけを聴いていると、

徒然に、色々な事を思い出し、少しだけ胸が痛みます。



 ふと我に返り、改めて窓の外を見ます。

雨は激しさを増し、街の姿は、重なり合って薄い幕のようになった雨粒の向こうに、ぼんやりと映ります。



 Maugham の 『 Rain 』 にある一節が、唐突に頭をよぎりました。



 Maugham の筆致を辿っているうちに、再び、そして今度は、より深い徒然の思いに浸ります。

やはり、激しい雨は、人の心を少しだけ、乱すようです。





He stepped out into the rain.

It swept in from the opening of the harbour in sheets and the opposite shore was all blurred.

He passed two or three natives clad in nothing but the lava-lava, with huge umbrellas over them.

They walked finely, with leisurely movements, very upright ;

and they smiled and greeted him in a strange tongue as they went by.



Rain : W. Somerset Maugham




 雨音を聴きながら、浮かぶ心の情景は、人それぞれです。

皆様の心に浮かぶ情景が、激しい 「 雨 」 を伴ったとしても、平穏でありますように。

誕生日

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 ルネが、4 歳の誕生日を迎えました。



 子犬の頃は、とにかく身体が弱くて心配しましたが、今は少し丈夫になりました。

巷では、フレンチブルドッグは、「 飼いにくい 」 犬種であるとされています。

確かに、そうなのかも知れません。

身体が弱く、我儘で、物覚えも決して良いとは言えないでしょう。

ルネも、その全てに当てはまっているかも知れません。



 でも、私は、そんなルネが大好きです。

「 誕生日だね。」 と、語りかけても、相変わらず、キョトンとして小首を傾げているルネ ・・・。

来年の誕生日も、元気に迎えられますように。






http://blogs.yahoo.co.jp/naokiart1969/35281597.html

Buon Compleanno

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Flower in the crannied wall,

I pluck you out of the crannies,

I hold you here, root and all, in my hand,

Little flower --- but if i could understand

What you are, root and all, and all in all,

I should know what God and man is.



“ Flower in the crannied wall ” : Alfred Tennyson





・・・ dedicated to K,

for your eternal intellectualities

Dublin の雨

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  O, the rain falls on my heavy locks
  And the dew wets my skin
  My babe lies cold ...



 静かな部屋の窓越しに、ふと外を見ます。
 雨音が聞こえる休日の午後。


 本を読みながら、ゆっくりと時間を遣り過ごすのも悪くありませんが、季節に不釣合いな冷たい雨音を聞いていると、少しだけ心がざわつきます。読んでいた本を傍らに置いて、漠然と外の静かに濡れそぼる風景を見ていると、色々な事が頭を過ぎります。する事もなく、無為に時間を過ごしながら雨音を聞いているような時、必ず頭に浮かぶのが、冒頭の一節です。


 J. Joyce の 『 Dubliners 』 に 「 The Dead 」 という小品が収められています。
 その中に、雨を謳った、この一節が出てきます。古い Ireland の民謡に取材した短い断片は、その曲調も定かではないにも関わらず、何故か心に残ります。


 大学院生の頃、一時期を過ごした Dublin の事が、雨音と共に蘇ります。
 暗く貧しい、どこかうらびれた Dublin の下町は、他の欧州の街とは全く異質の匂いが立ち込めていました。そして、雨。Dublin は、とにかく、よく雨が降る街でした。休日の午後、しとしと降りそぼる冷たい雨音を、下宿の部屋の窓越しに何度聞いたことでしょう。雨が、その音を静かに重ねれば重ねるほど、論文を書く手も滞り、色々な思いが頭に浮かんできます。研究の進捗から、将来に対する漠とした不安に到るまで、雨音は心を遠巻きにざわつかせます。


 そのような時、雨音を遣り過ごそうと、決まって手にしたのが 『 Dubliners 』 です。
 難解な字句を文字通り拾う様にして読んでいると、頭の中から余計な心配事が 1 つ 1 つ消えていきます。そして、「 The Dead 」 を繰り返し読む度に、あの 「 雨の歌 」 が目に留まります。狭い下宿の部屋の机に向かい、適当に節を付けて口ずさむと、Dublin の雨音が奏でる寂しさが、不思議と和らいだものです。


 異国で過ごす、休日の午後に降る雨を、私は、その様にして遣り過ごしました。







 雨音は、思い出を蘇らせる効果があるようです。
 休日の午後、そぼふる雨を窓越しに見る時、皆様は、どのような思い出が頭を過ぎるのでしょう。寂しさや悲しさを伴った日々、そして、遠く過ぎ去った、大切な人との少しだけ切ない思い出。いずれにしても、雨音が静かに重なるほどに、記憶が蘇るようです。


 雨の休日。
 久し振りに 『 Dubliners 』 と、Dublin を、そして、昔の事を思い出しました。





--- Do you know Trinity College ?

--- Yes, sir, said the cabman.

--- Well, drive bang up against Trinity College gates, said Mr Browne, and then
we'll tell you where to go. You understand now ?

--- Yes, sir, said the cabman.

--- Make like a bird for Trinity College.

--- Right, sir, cried the cabman.

The horse was whipped up and the cab rattled off along the quay amid a chorus of laughter
and adieus.


・・・ The Dead, Dubliners : James Joyce

お見舞い

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Grazie, --- rispose il ragazzo,

pigliando il mazzetto con una mano e asciugandosi gli occhi con l'altra; ---

ma ho tanta strada da fare a piedi ... lo sciuperei.



E sciolto il mazzolino sparpaglio le viole, dicendo: ---

Le lascio per ricordo al mio povero morto.



・・・ L'infermiere Di Tata : Edmondo De Amicis





地震に見舞われた被災地の 1 日も早い復興を願って ・・・


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