旅行
帰港 Torna a Sorrento ...
Amalfi 海岸への入り口である風光明媚な Sorrento の湾。
南イタリアの景勝地たる評は確かな響きで、一筆の跡を辿るような海岸線と言いようのない 「 蒼い 」 夏の海色は、飽かず目線を惹きつけます。背後の段々に茂るレモン畑の薄い香りが潮風に混ざり、否が応でも季節の風情が充満するようです。湾内の海面に浮かぶ船影が刻々と動き、それだけが時間の経過を示します。
Sorrento の湾に行き来する大小の船。
Sorrento から出て行き、再び戻って来るであろう様々な船の淡い航跡をぼんやりと眺めているうちに、「海 」 もまた旅の出発点であり、終着点であることに改めて気づきます。列車駅に独特の旅情があるように、Sorrento の蒼い港にさざめく波間にも、何処か胸底を締め付ける音が漂います。
此処から出て行く船 ・・・
地中海を揺れ、はたまた外海を廻り、そして最後に Sorrento を終着の地として戻って来る船に、この蒼い港はどのように映るのでしょうか。
美しい Sorrento の静かな夏。
|



