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 先日の「日本美術の流れ」にプラスして見学してきたのは、
本館17室から廊下で繋がっている“平成館企画展示室”の「ミイラ」。

 1904(明37)にエジプト考古庁長官から当時の“帝室博物館”に寄付されたという
古代エジプトのミイラ「アンクムウトの息子パシェリエンブタハ」。(舌噛みそうです)
カルトナージュ棺と呼ばれる“ひつぎ”は切り分けられて展示され、
このミイラの頭部は露出しています。

 これは昔「東洋館」で展示されていたものを見た記憶があります。
小学生の頃、夏休みの宿題の絵日記の題材にと、母や兄と一緒に訪れた博物館。
 エジプトのミイラはほとんど「棺」を見ている感じで、
お隣の「国立科学博物館」にあったインド?の包帯で巻かれていない
人体がはっきりわかるミイラの方が印象に残りました。

 でも、この頭部のみが見えるミイラの記憶も鮮明で、
頭蓋骨そのもののような、ぽっかりと空いた眼窩(がんか)が、ちょっと怖かった。

 他にも出土品の人形や板に書かれた絵が、紀元前のものとは思えない
きれいな色合いで、びっくりしながら眺めてしまいました。

 明治時代、ミイラはとても珍しく、見物に多くの人々が押し掛けたと
当時の新聞記事に書かれていたそうです。

 古代エジプトからの長い眠りに比べたら、日本に来てから100年、
前回観てから30年余りなんて、ほんの“ひと時”。
 私達は悠久の時の流れの中に居るのだな…と不思議な感覚を味わって、
“別の夢”を見に、大井町(四季劇場「夏」)へ向いました。

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