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 先日の“上野界隈見学”では、米山勇先生の説明を聴きながら、
いろいろなことが頭の中を駆け巡り、“嬉しい忙しさ”が増した時間となりました。

 一番思い出深いのは「国立博物館・表慶館」。
高校時代の定期考査最終日には、よく足を運ぶ場所でした。
 中間、期末テスト最終日は、学校が2時間で終わるのに、
次の日に備えて“一夜漬け”をしなくてもいい…この開放感も、
想像力をより高めてくれた気がします。

 平日の昼間は、人がほとんどいない展示室、吹き抜け2階部分からドームを見上げると、
内側に書かれた“だまし絵”がつぶさに見えて、いつまでも見飽きませんでした。

 優美な曲線を描く階段の手すり。ここでもまた膨らんだスカートのプリンセスの気分で、
「美女と野獣」のベルのように踊る自分を想像していました。
 現在、2階は立入禁止のようで、今回は上がれなかったのが残念です。

 あの頃には、こんなロマンチックな想像をしていた空間でしたが、
展示室の内容は縄文式土器や土偶、銅鐸等の出土品という素朴なもので、
えも言われぬ不思議さを醸し出しているように、私は感じました。

※日本の建築[明治大正昭和]2様式の礎(三省堂)より。

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