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1月は“上野界隈”を探訪した講座「歴史的建物を見て歩く」の、2回目。 今回は竹橋界隈で、まずは神保町古書店街の“看板建築”ウォッチング。 震災後の復興期、2階の上に屋根裏のようなスペースを確保し、 立ち上がり部分が看板のように扱われている、その装飾の面白さを味わいました。 建物自体も相当古びていますが、まだ数軒残っています。 そのあと、見学したのは以下の通り。 ●学士会館(1928・高橋貞太郎)→その1 ●パレスサイドビル(1966・林昌二)→ 〃 ●国立近代美術館(1969・谷口吉郎)→その2へ。 ●国立近代美術館工芸館(1910・田村鎮)→ 〃 まず、「学士会館」。設計者の高橋貞太郎は、このほか、 日本橋高島屋、川奈ホテル、帝国ホテル新館等を手掛けました。 スクラッチタイルの落ち着いた外観で、内装はアールデコ調。 ロビーの柱には、真鍮の飾りが嵌め込まれています。 廊下や階段の色ガラスは直線を多用したモダンなデザインでした。 この建物の構造を担当した佐野利器は、 「女、子どものやること」と“装飾”に興味を持たなかった、というエピソードも。 「パレスサイドビル」は外観のみの見学。必要な物がすべてデザインで使われている =機能が視覚化されるのが戦後モダン…なるほど。 2つの白い筒型の“コア”が印象的。 レンガタイルとアルミのルーバー状の“庇”がリズムを合わせて連なり、 ルーバーを支える支柱は雨樋になっていて、階ごとに受け皿があり、 この日は雨(みぞれ)が降っていたので、水滴がぽたぽた落ちるのが見えて、 ここにも“リズム”が感じられました。設計は林昌二(日建設計)。 “ビルディング”もよく見ると奥が深いです。 「その2」へ続く。 ※「学士会館」廊下のステンドグラス。アールデコ調のデザインがお洒落です。
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