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先日、映画の予告を見たら原作を読みたくなって、借りてきました。
トオマス・マン作/実吉 捷郎(さねよしはやお)訳、岩波文庫。
初版は1939年なので、文章も当時のまま、ということになります。
短編のため、わずかな時間で読めるので助かりましたが、
主人公のアッシェンバッハがタッジオ少年を“讃える”時の形容詞が
とても美しく、声に出して読みたいほどでした。
〜蒼白で、上品に表情のとざされた顔、蜜いろの捲き毛にとりまかれた顔、
まっすぐにとおった鼻とかわいい口をもった顔、やさしい神々しいまじめさを
うかべている顔―彼の顔は最も高貴な時代にできたギリシァの彫像を思わせた〜
映画はまだ観たことがないのに、スチール写真で見た少年の美しさと、
この52ページの文章の言葉は、完全に一致していました。
こうした少年に関する描写は、いくつもいくつも出てきます。
老いていく者にとって、若く美しいものへの憧れと執着は、
現在“若い人”には、なかなか伝わらない感覚かもしれません。
もちろん…私には、よくわかる気がしました。
映画は「ベニスに死す」、小説は「ヴェニスに死す」なのですが、
ヴィスコンティ監督の映画が封切られた1971(昭和46)年当時、
親しみ易い方がいいかと、あえてこちらの表記にしたのかな?と推測してみました。
スクリーンでの鑑賞を、今から楽しみにしています。
※10月公開予定の映画のチラシと文庫本です。
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初めまして、検索から来ました。
『ベニスに死す』昨日テアトル梅田で観てきました。
私はヴィスコンティの映画が好きで、今回のような機会はなかなか有りませんので堪能してきました。
映画、素晴らしいですよ!
お恥かしながらまだ原作は読んでいませんでしたが、この記事を拝見させて頂きまして、読む気になってきました!
早速購入したいと思います!(^▽^)ノ
2011/10/27(木) 午後 11:31 [ 音乃 ]
音乃さん、初めまして、コメントありがとうございます。
偶然ですが、今夜観てきました「ベニスに死す」。
スクリーンはいいですね!私はVDVも観ていなかったのですが、
絵画的な美しさが素晴らしかった。
いずれ、記事にしますね。
2011/10/29(土) 午前 0:22