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下町、という響きがまず親近感を覚えました。この場合は大田区。 私のイメージは江東区や墨田区ですが…それはともかく、 主人公は佃航平という名前。“佃島”を思い出します。 最初は特許の事でライバル会社から訴訟を起こされるのですが、これはまだ序章。 もっと大きな国家プロジェクトに関する大企業との関係は、動く金額も大きく、 自らが開発した特許の権利を買い取ってくれるなら売った方がいい…? そう思う人がいても不思議はないし、社員にも同意する者はいたようです。 しかし、佃は金額の問題ではないと、あくまでも特許を手放すことを拒否します。 読み終えて浮かんだ単語=「矜持」。誇りやプライドという意味ですが、 まさしく彼の仕事に対する態度です。 以前、どこかでこの言葉を使ったことがある様な? それは「沈まぬ太陽」の映画を観た後でした。理不尽な会社の態度に屈しない 主人公の生き方にも、この矜持という言葉がぴったりでした。 誇りを持って、プライドを持って、自分の仕事に邁進する佃航平、かっこいいです!
これから読む方には申し訳ないので詳細は記しませんが、 結構厚い本だったのに、その面白さから、一気に読み切ってしまい、 自分の仕事に対する態度をかなり反省することにもなったのでした。 |
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