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 下岡蓮杖開業150周年記念と銘打たれたこの展示、
大好きな“古い写真”がたくさんあります。

 横浜は“商業写真発祥の地”として、1863年に既にアメリカ人フリーマンが写真館を開業し、
ロシエ・ベアトなど、著名な外国人写真家たちが、当時の横浜をレンズに納めています。

 日本人では下岡蓮杖が1862年に開業したのが最初のフォトスタジオのようです。
1890年頃には手彩色を施して蒔絵のアルバムにした「横浜写真」が人気を集めていました。

 個人の展示があったのは下岡蓮丈をはじめ、岡本三朗、前川謙三、
鈴木真一、二代目蓮杖などでしたが、
写真館ごとに美を競った“台紙”のデザインは、アールヌーボー調で優美。
飽きずにずっと眺めていました。
 写真家は美意識が高いことがよくわかります。

 横浜の展示を見る度に、この町で生まれ育っていたら、こうした古い写真を見たとき、
もっともっと感動するのにと、惜しい気分になってしまう…
それは、展示室で楽しそうに・感慨深げに見入る方々を、目の当たりにしてしまうから。

 父が生きていたら、戦前に鶴見に住んでいた記憶を手繰ってもらう事が出来たのに…。
気付くのが遅く、後悔してしまいます。
 
 先日の「キャッツ」マチネ終演後に駆け込み、ぎりぎり間に合って
約30分の見学でしたが、無理してでも行ってよかった。

※チラシのかわいい少年は、弟子入りした頃の岡本三朗氏。

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