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こんなギャラリーもあるなんて!と、喜んで見に行ったのは 東陽町の竹中工務店本社ビルの1階ロビー「GYALLERY A4」。 『甦った西本願寺「伝道院」と伊東忠太展』は、LIXLギャラリー(京橋)に 貼られていたポスターで知りました。 建築家・伊東忠太は、昨年来よく足を運んだ大倉集古館や、エキゾチックな築地本願寺、 一橋大学兼松講堂、さらに東京大学正門や東京都慰霊堂の設計者です。 少し前の時代の辰野金吾たちの純粋な洋風建築に比べ、和風やオリエント、 中国風など1つに絞れない“個性的な様式”だなあと思ってはいましたが、 彼の軌跡を観ると、納得。 3年にわたる海外留学を中国やアジアで長く送り、西洋は最後の数ヶ月だけの滞在でした。 残されたスケッチは、画家と言ってもいいほどの腕の冴え。 法隆寺の再建論争など、建築史にも造形が深く、ただ西洋を模倣することに 疑問を抱いたのかもしれません。 このアジア留学中に出会った「大谷探検隊」が、後の西本願寺当主 大谷光瑞との関係を作り、この建物の設計へとつながります。 大きな写真や、修復の際交換された部品の実物をじっくり眺めましたが、 ハートの形は“如意型”と言って、佛教関係の建物にも使われると初めて知りました。 思い返すと、伊東忠太という名前など夢にも知らなかった、私が高校1年生の秋。 友人に誘われて一橋大学の学園祭に行った際、この兼松講堂の圧倒的な存在感に 感動!したことは、今でも鮮明な記憶です。 舞台はそっちのけで、舞台を囲むアーチ、天井の漆喰の細工など、建物ばかり見ていました。 高校時代に建物にはまった原因のひとつは、この“兼松講堂”だったのかもしれません。 展示されていた写真パネルを、感慨深く何度も見返しました。 ※展示は26日までですが、土日祝は休館です。
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