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 ここには何度も足を運んでいますが、いつも新鮮な気分になれる美術館です。

 今回は夏休みなので子どもに焦点をあわせた言葉がテーマですが、
やはり作品の前に立って感動しているのは大人たち。
 独特の書体で書かれた平易なことば、読むと心にまっすぐ飛び込んできます。

 普通、美術館では“話し声”が聞こえるのはあまりいい感じではないのですが、
ここは例外で、話している内容にもよりますが、感動を語り合うのが聞こえると
なんとなく心が温まる、不思議な美術館だと思いました。

「にんげんは、点数を付けられるために生まれて来たのではない
にんげんがさき、点数は後。」(要旨)…唸ります。

 この日は第二展示室での、写真展「女子学徒たちのウムイ(想い)」も見学。
沖縄戦で生き残った女学生(“ひめゆり”をはじめ、いくつも部隊があった)が、
広島経済大学の学生たちに語ったり、学生たちが慰霊をしているところを撮った写真。
 大きな瞳に涙を一杯に湛えて真剣に話に聴き入る女子大生の写真はとても印象的で、
語っているのは私の母のほんの少し上の世代…そこに母が居るような気がしました。

 撮影は田中正文氏。海に沈んだ旧日本軍の戦艦を自ら潜水して撮影し、
洞爺湖の自然を写し、そしてこの広島経済大学生たちの「オキナワを歩く」に同行し
撮影したのがこの写真展の作品でした。
 北海道旭川市出身(ここになぜか何かの“縁”を感じて…)。

 同じ内容の展示(抜粋)が、ミュージカル座「ひめゆり」
「シアター1010(千住)」ロビーでも展示されていて、
ミュージカルを観た後に再見したら、さらに胸に迫ってきました。

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