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 銅版画家の斎藤悠紀さんの個展を訪ねるのは、実は初めてではありません。
最初は一昨年のギャラリー近江(銀座)、次に養清堂画廊(銀座)、10月の浦和伊勢丹、
現在も展示中の柳沢画廊(浦和)など、
 ミュージカルの前や、忘年会の日などに、気軽にお邪魔をしてきました。

 細密に描き込まれた貝殻や天体のような世界に、
目を凝らして見入ったり、少し遠くから見たりして…
最近、遠くが少し滲んで見えてしまう、乱視?になってしまったせいもあって、
2、3歩下がると世界が変わるのが寧ろ面白い。
 どうしてもクリアに見たい時は眼鏡を掛けますが、日常生活にはあまり必要がありません。

 話を戻します。他には12星座が和風の図案と重なる様な作品も楽しくて、「さそり座」は
サソリの上に大輪の菊の花が咲いているのが、一緒に観に行った長女は
自分の星座でもあり、気に入ったようでした。

 銅版に尖ったもので描いて、刷ると反転する…
小学生の頃、木版画で彫ったものが裏返しに刷り上がるのが
“面白くて難しかった”ことが、ちょっと思い出されます。
 頭の中には反転した出来上がりがちゃんと見えているのだろうか?斎藤さんに聞きそびれました。

 貝殻を描いた作品を観ていると、それを耳に当てて、ザーッという“海の音”を聴いているような気分…
 娘とジャン・コクトーの「“私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ”の一節が浮かぶね〜
訳詩は誰だった?(堀口大學でした)」と、会話が弾みました。

 代々木上原は初めて降りた駅ですが、駅前の「古賀政男音楽博物館」にも寄ることが出来て、
いい休日になりました。
 個展は22日(土)まで。


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