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写真を見ると、日本ではないような、壮麗な建物。
これは桜田門の警視庁そばの「法務省」です。
官庁街唯一の明治建築(明治28年竣工)で、戦災を修理した際に形状が変わってしまったものを、
平成になってから完全に復元し、現在は「赤れんが棟」として、
見学できる「資料展示室」があります。
前から行きたかったのですが、開館は平日のみ。
ようやく都合がついた夕刻、急いで行ってきました。
正門には大きな表示はなく、守衛さんに尋ねると口頭で「注意」を伝えられ
建物の入り口で更にもう一度「撮影禁止」と念を押されてから、中へ。
明治の竣工時の内装を復元した部屋に展示された“法務史料”と“建築史料”を、
端から丁寧に読んでいきました。
興味があった「建築関係」は、設計者のドイツ人、エンデ&ベックマンの資料や、
建築途中の写真など、楽しんで観ていましたが、法務資料はちょっと難しい…。
VTRも視聴でき、空襲の後、乏しい物資で行われた「昭和の修理」を、
明治時代の外観に戻しつつ耐震補強を行った「平成の修理(1991〜94)」の番組を、
じっくり観てきました。
その中に登場したのが建築史家・村松貞次郎先生(1924〜97)。
私が建物に嵌った当時、NHKで講座持っていた懐かしい姿が伺えて、嬉しくなりました。
また、復元したスレート屋根や銅版細工の詳細は、さすがの職人技でした。
静かな展示室には私1人だけで、約30分のVTRを見終えたらそろそろ閉館時間。
東京高裁〜日比谷公園を通って、駅へ急ぎました。
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