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スクリーンで見るジブリ作品は、前回の「コクリコ坂から」に次いで2度目。
大画面で見た方が、美しい風景描写を堪能できます。
大正〜昭和戦前の町並みや人々…空気感がとってもよく伝わってきます。
古い建築や写真は、高校生の頃から好きだったから、
この丁寧に描きこまれた絵は、いくら見ても見飽きないほど。
美しい夢と、天災が起きる過酷な現実、それでも
淡々と飛行機の設計に没頭する、二郎。
兄にふり向いて欲しい幼い頃の“妹”が、昔の自分のようで懐かしい。
劇中、「草軽ホテル」(モデルは三笠ホテル?)でピアノに合わせて客が
「会議は踊る」を歌うシーンで、
指がちゃんと音の通りの鍵盤を押さえていて、作り込みが細かいと…感心。
また二郎が上司に呼び出される喫茶店で、バックに流れていたのは
サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」…亡き父が好きだった曲で、思わず涙。
風にそよぐ草の描写、蒼い空に浮かぶ雲、鉄橋を走る汽車と降りしきる雪。
美しい色彩は、スクリーンで見ないともったいない。
菜穂子の着物の柄は、懐かしいレトロモダンな感じ、
ワンピースは肩にギャザーが寄ったジゴ袖…花が付いた帽子もシックでした。
“行間を読むような作品”…というのが見終えた感想でした。
ゆったりした進行だったのですが、場面ごとにいろいろ思い出すことが多くて、
1本の映画を観る時間に、何本分かの満足感を得られた気がします。
映画を見終えた後は何時間でも語れそうな気がしましたが、
連想したこと(文学)などは、また別の記事で。
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こんばんは。
さすがに見てるとこが違いますね。
私もブログに「風立ちぬ」の記事は何本かアップしてますが、そんな細かいところは気づきませんでした。参考になります。
2013/8/28(水) 午後 10:52 [ みんけんひで ]
ひでさん、こんばんは。「風立ちぬ」は本当に
いろいろなことを考えさせてくれる作品でした。
記事、読ませていただきますね。
2013/8/29(木) 午後 10:16