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リチャード・ウィーラン/沢木耕太郎=訳。
文庫本の表紙写真で衝動的に借りてきて、楽しく読み終えました。
この表紙写真は1年前に横浜美術館「キャパとゲルダ・タロー」で観たものと同じです。
内容は文字通り「青春まっただ中のキャパの行動」…
後年の彼の写真に写る人々が、なぜあんなに自然に写真に収まっているのか。
炭鉱労働者の心からの笑顔を撮れたのか。
その“謎”が解けた気がします。
生まれた瞬間から、母親を始め周囲の人を引きつける天性の資質…美貌も含めて。
「彼なら許せてしまう」って、なんだかずるいなぁ…なんて
思いながら読み進めていきました。
ロバート・キャパの本名は、エンドレ・エルネー・フリードマン。
恋人ゲルタ・タローの本名はゲルダ・ポホリレス。
タローは当時交流があった岡本太郎からの連想…
タロット占いのイメージも含めて。
2人とも“名前から国籍を推察しにくいもの”に、改名したようです。
映画スターのロバート・テイラー×グレタ・ガルボのイメージに似ている?
キャパは一時期映画監督になろうと真剣に考えたほど、映画にも意欲を抱き、
そんな気持ちもあっての、ロバート×ゲルダの「改名」だったようです。
ちなみにこの映画スターの共演作品が「椿姫」…
珍しく随分前にスクリーンで観たことがある作品。
日比谷シャンテシネマだったかな。
3月22日から東京都写真美術館でまたキャパの展覧会があります。
勿論、行くつもりです。
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