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自由学園明日館の「日本近代建築」の講座、3回シリーズの最終回。
村野藤吾設計の「千代田生命本社ビル」が11年前に「目黒区役所」=
目黒区総合庁舎として再デビュー…どんな見所があるのでしょう。
外観はアルミキャストの枠がずらりと並ぶ姿が特徴。
入り口の庇=キャノピーが曲線を描き、支える柱は太さが微妙に違った細いものが
8本纏めてある…まずここで「個性的」なことはよく判りました。
ロビーの天窓開口部に施されたモザイクタイルが美しい。
そして螺旋階段は傾斜が緩く、吊られているために床に柱がないという。
この日は和室も見学できて、天井の照明の蛍光灯、障子の桟がランダムな太さ等、
楽しく見てきました。
設計者の村野藤吾語録
「建築は99%は施主のもの1%が建築家のものだが、その1%が全体を支配することがある」
「(銅板の屋根の色が今一つと指摘されて)今よりも、20年すれば観られるようになる」等、
言葉の使い方も個性的な方だったようです。
彼の素材に関する執着心や芳醇な空間構成、拘りのディテールなども、
米山勇先生の楽しい解説で気付くことができた貴重な時間でした。
4月13日付読売新聞の書評に「いい階段の写真集」が取り上げられていましたが、
この日の会場にも本が用意され、見ることができました。
勿論、この建物の素敵な階段(写真参照)や、先日「ラブ・ネバー・ダイ」で訪れた
“日生劇場”の階段”もじっくり鑑賞してきました。
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