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 銀座8丁目の資生堂ギャラリー。何度か訪れていますが、今回は
今までで一番!と思うくらい、楽しめたものでした。

 グラフィックデザイナーでアートディレクターの中村誠氏は、
資生堂の広告を多く手がけ、その美しく印象的な美人たちが脚光を浴びていた時代が、
記憶と被ります。

 70年代後半〜80年代の山口小夜子、写真の「この目」だけですぐにわかりました。
 1つの作品を作る過程で、コピー(説明)に「漢字を少なく」とか、
フォント(書体)についても、手書きで細かく指定。
 「睫は一本一本はっきりと」等と修正を加える…美意識がそのまま
ポスターにあらわれることが、つぶさにみられたのが本当におもしろかった。

 私も「フォント」が大好きで、些細な表示を印刷するにも、あれこれ迷って、
大きさも文字の太さもついついこだわるという癖があることが、
展示にぐいぐい入り込めた要因だったのかもしれません。
超一流のデザイナーと比べるなんて図々しいですが。

 ほかにも写真の粒子を荒くしたり、ハイライトを入れたり、
コントラストをはっきり=飛ばしたりしたポスターたちは、
それが必然だったと思えるような完成度の高さを感じました。

 資生堂ギャラリーのお隣の本社ビル2階では、現役の若手デザイナーの展示があり、
一度入ってみたかった新しいビルにも入り、“未来唐草”の壁面を
中から眺められて、満足でした。 
 会期末に行ったため、展示は29日まででした。


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