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詩のこころを読む

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 世田谷文学館での展示を観て以来、興味が広がる詩人茨木のり子。
彼女の著作を借りてきました。

 岩波ジュニア新書=詩の入門書のような、青少年向けのこの本は初版が1979年。
私が学生の頃。もしかしたら読んでいたかもしれない気が?

 でも、今読んでも本当におもしろい。引用されている詩の「ここが共感する」という
ツボは、中高生と今ではだいぶん違いそうですが。
 この本は「生れて」「恋する」「生きるじたばた」「峠」「別れ」と、
区切られています。

 まず、吉野弘「I was born」。今でも娘の教科書に載っていました。
なかなか衝撃的な詩です。

 川崎洋「言葉」。
演奏を聴いていなくても/人は/♪を耳の奥に蘇らせることが出来る/
言葉にしなくても/一つの考えが/人の心にあるように/
むしろ言葉に記すと/世界はとたんに不確かになる(以下略)

 吉野弘「生命は」の最後の4行
私も あるとき誰かのための虹だったろう/
あなたも あるとき/私のための風だったかもしれない

 恋の詩よりも、こうした“抽象的な、人間の内面を描いたもの”が
心に響く年代になりました。

 思えば、詩集はいつも身近にありました。母も好きだったからでしょう。
未だに自分では「詩」が作れないので、読んで楽しむことにします。

 写真は、この本の表紙を撮り忘れたため、昨年訪ねた明治村から“北里研究所”を。
 NHK「花子とアン」に登場した「修和女学校」になった建物です。


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