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目的は「マンマ・ミーア!」だった一昨年の九州旅行ですが、
印象深かったのが、福岡県柳川市の「北原白秋記念館」。
直筆の落書きが残されている壁があり、
♪雨、雨ふれふれ母さんが〜の歌が白秋の作品だと初めて知ったり。
♪この道は いつか来た道〜は、最近よくCMで耳にします。
先月、「ウェストサイド物語」観劇で前橋駅に降りたら、萩原朔太郎の写真を見かけました。
群馬県前橋市は、朔太郎の記念館があるゆかりの街でした。
朔太郎のことを全く知らなかったので、ちょっと調べてみたら、
朔太郎は北原白秋と親交があり、2人は年齢も1歳違い。
(白秋が1885、朔太郎が86年生まれ。没したのは同じ1942年)
1915年、白秋が前橋の朔太郎の家を訪れて1週間滞在した、という記録もあり、
いろいろなところで繋がっているものだなあ…と感心。
どちらもミュージカルを見るために行ったのに“詩人の縁の地”でもあったのは
得難い偶然でした。滅多に読まない「詩集」なども少し読みながら
遠い時代に思いを馳せています。
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かなり以前に読んだ「ここ過ぎて―白秋と3人の妻」(瀬戸内晴美)、
ごく最近読んだ「蕁麻の家 三部作」萩原葉子(朔太郎の長女)、
どちらも凄い衝撃で、“美しい詩歌”の裏側には
こんなにもおどろおどろしいものがあるのか、と慄然としました。
小説の形をとっているので、より引き込まれるような表現なのかもしれませんが。
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