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 副題が「エバレット・ブラウンの湿板光画で辿る旅」。
 チラシを観て、ブラウンさんが明治の頃の人で、写真も古いものだと
勘違いをしていました。古い写真が好きだから、東陽町の竹中工務店本社にある
この“ギャラリーエークワット”に行ってみたら、
これらは一昨年〜昨年に撮影されたものでした。

 よく見れば被写体が現代なのに、縁の部分がかけていたり、
露出時間が長い独特のピントの諧調からか、その雰囲気はやっぱり
「歳月を経たもの」のように見えました。こういう写真、大好き!です。

 作品は大工道具のアップ(鑿・鉋・墨壷など)、伝統建築、現代の工人の
3つのテーマがありますが、それぞれに見応えがあって、パンフも買ってきました。

 観ていってドキっとしたのは、宮大工の小川三夫さんを見つけたから。
「木のいのち 木のこころ」を読んだのはかなり前なのに、
歳月の重みが加わったそのお顔は、すぐに判りました。

 日本の面影…「これらの写真には、失われた日本の時間、匠たちが生きていた時代から
現代への時の堆積、遠のいたかもしれない技の深み、それらへの惜別の思いが
入り交じって写っている」
〜編集工学研究所長・松岡正剛氏のコメント=パンフから。

 “写真の力”を改めて感じた、展示でした。

 会期が3月31日まで…もっと早く知って、記事にしたかった。

 ここのギャラリーは毎回なかなか素敵な展示をしていますが、
日曜日がお休みなのが残念です。

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☆3月28日(金)ソワレ サントリーホール

 1つ1つの音の“煌くような美しさ”に魅了され、
今回が3度目になる、辻井伸行さんのピアノコンサート。
 初回は佐渡裕指揮BBC交響楽団との共演(震災で延期になったものを2年後に実施)、
2度目は「コンポーザーフェスティバル」、そして今回は待望の
ピアノソロのショパンとリスト。

 座席の場所が、弾いている“指”が全く見えないことは予想できたのですが、
少しでいいから見たかったな…。表情はよく分かり、弾き始める前の指の微かな動きとか、
ペダルを踏む足などがよく見えました。

 1部はショパン:ノクターン第20番「遺作」・ノクターン第18番・
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ・ピアノソナタ第2番「葬送」

 2部はリスト:エステ荘の噴水・ペトラルカのソネット第104番・「愛の夢」第3番・
「ラ・カンパネラ」・イゾルデの愛の死・グノーの歌劇「ファウスト」からのワルツ。

 大ポロネーズ、ファウストのワルツの“若々しい力強さ”は新しい発見でした。
一方の「愛の夢」の優しい響きは、夢心地。生で聴きたい!という夢が叶いました。

 圧巻は「ラ・カンパネラ」。ただ幸せな気分でした。

 ツアー最終日ということもあって、アンコールは4曲も。
 ノクターン第8番(ショパン)・神様のカルテ(辻井伸行)・革命(ショパン)・
モミの木(シベリウス)。

 4度目は客席もどよめきましたが、辻井さんは本当に楽しそうにピアノに触れて、
見ている方も幸福感いっぱいでした。

 演奏に熱が入ると、合間に“くしゃっと丸めたハンカチ”で無造作に汗を拭い、
そのままポケットに突っ込むのが、微笑ましい感じでした。

 演奏後に立ち上がる時の嬉しそうな表情…ピアノの神様に愛された天性のピアニスト…と、
その演奏が聴けたことに感謝した、素敵な演奏会でした。

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 岡田謙三と言えば、抽象画に「ユーゲニズム」(幽玄)と言われる色調…と連想しましたが、
若い頃は、色彩豊かな女性や花の絵も描いていました。

 また、彼のアトリエがあった自由が丘界隈は、モダンダンスの草分け
石井漠の研究所も開設されて、文化人同士の交流がありました。

 岡田のアトリエには小茂田守介、一時期目黒在住だった荻須高徳、
海老原喜之助らが訪れていたそうです。
 出品リストには地域名が併記され、駒井哲郎(不動岡)、浜口陽三(上目黒)、
荻須高徳(中町)…私には目黒に“土地勘”がありませんが、
区民だったらリアルに想像できそうです。

 モダンダンスの資料は「石井漠研究所」の写真や公演プログラム、
そして記録フィルム。なかなか貴重な昭和初期のダンスシーンも
じっくり見てみました。
その流れで、展示は近年の土方巽の公演まで続いています。

 さらに目黒区は「工業デザイナー」も多数在住、事務所を構えていました。
秋岡芳夫(中町)、柳宗理(駒場)、山田正吾(下目黒)など。

 秋岡芳夫はデザイナーになる前には「童画」を描いていて、
絵本の原画は繊細で愛らしく、やさしげな絵にとっても心が癒されました。

 この企画は“収蔵品を中心”に、というものですが、壁面に大きく描かれた略図に
アトリエの場所が記され、このモダンな界隈が実感できて、見応えあるもの。
美術館の「企画力」はなかなかだな、と思いました。

 展示は3月30日までですが、この美術館は目黒川沿いにあって、桜の名所。
きっとすごい人出で、周囲は賑わうことでしょう。

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☆2014年3月26日(水)ソワレ

 前回(2010年)とは劇場もキャストも違い、別の演目のような印象でしたが、
2度目の今回も、とても楽しみました。

 兄・ドンウクだけは前回と同じ駒田一さん、弟・ドンヒョンが山崎育三郎→矢崎広さん、
女の子ユ・ミリが原田夏希→八坂沙織さん。

 家族を大切にする…悲しいほどの優しさは駒田さんの独壇場。
多くのことを語る目、円形劇場だからか、席の位置もあるのか、
背中にも表情があるようでした。

 弟・ドンヒョンの矢崎さんは初見です。一生懸命な感じと、
ちょっと緊張感が漂って、初々しかった。

 ユ・ミリは慌て者の女の子。ハイテンションで喋ったかと思えば、
いきなり泣き出すような役ですが、八坂さんは早口の台詞も滑らかで、
役によく嵌っていました。スタイルの良い彼女、チュールで出来た
ふわふわのミニスカートの衣裳もよく似合って、とってもキュートでした。

 前回観たのは本多劇場だったので、“円形バージョン”は初めて。

 黒子…じゃない、“緑色の衣裳”のダンサー?さんが舞台転換などを手助けし、
観客が雨の音を団扇で出し、劇中に舞台に上がってパーティに参加するなど、驚きの連続。
 青山円形劇場自体が初めてでしたが、これは楽しい。

 劇中に熊のぬいぐるみ(名前はユンシン)が出てきますが、頭に巻いた布が
ドンウク兄さんとお揃いで、可愛かった。

 韓国では家族を本当に大切にするのだろうなあ…
6年ほど前、年に数回韓国に行ったことがあり、顔見知りになると
全力でもてなしてもらって、恐縮したものでした。
 情に厚い…。ここでの“ドンウクさん”はたくさん居そうです。

 “お互いを想う心”がきちんと伝わりますように。
観終えて心温まる、素敵な作品でした。

小さいおうち

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 上映が終わりそうになって、慌てて見に行ってきました。
原作は賞をとってすぐ読んで、“時子”という主人公の名前が、
大好きだった祖母と同じで、とても印象に残っていました。

 舞台となった赤い屋根の“小さいおうち”が素敵。
外観は「田園調布駅」を思い出させます。窓の色ガラス(ステンドグラス)、
玄関のコート掛け、壁紙や応接セットはレトロモダン。

 奥様(松たかこ)の洋装も、こんな服を着たいな…と思わせる、
上品で愛らしいデザインでした。

 映画の感想がいきなり「セット」や「衣裳」になってしまうのはいつものことですが…
原作を読んで、筋がわかっていた分、
役者さんだけに集中しなかったのかもしれません。

 女中・タキを演じた黒木華さんは、ベルリン国際映画祭の主演女優賞を受賞。
何気ない日常の所作がとても日本的で、物静かな中に強さが感じられる、
そんなところが評価されたのでしょうか。
 古きよき日本を体現したことが評価されたのだとしたら、嬉しい。

 冒頭がお葬式、過去(戦争中)と現在が行き来するなど、
「永遠のゼロ」を少し思い出した映画でしたが、
どちらも心にしみるいい作品だと思います。


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