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歌の翼に

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 先日、知人が出演する「歌の教室」の発表会を見に行ってきました。
 出演者はオペラや歌曲を歌いますが、いろいろ思い出がある曲が次々でてきて、
懐かしさで胸がいっぱいになりました。

 歌が好きだった亡父の同僚のおはこ「初恋」。
♪砂山の砂の砂に腹ばい…彼の家にはグランドピアノがあって、
娘さんが伴奏していた、らしい。

 父は自分でソロは歌いませんでしたが、メンデルスゾーン「歌の翼に」が好きで
よく口ずさんでいました。

 母の初恋の思い出「宵待草」。放課後の音楽室であこがれの先輩の伴奏で歌ったとか…
終戦直後にピアノの弾ける男子は貴重だったことでしょう。母は歌が大好きです。

 私が友人とよくハモった「花」(滝廉太郎)、兄が歌っていて
一部「何〜だそ〜れ〜」って聞こえると笑い転げた「オオ・ソレ・ミオ」など、
語り尽くせないほど、いっぱい思い出してしまいました。

 歌には、思い出を蘇らせる「力」=「翼」があると、いつもいつも思います。

 知人の素敵なブルーのドレス姿、会場からブラボー!の声が挙がる
見事な歌唱を聴くことが出来た、とっても素敵な時間でした。
 誘っていただいて、感謝しています。

 写真は、娘がガチャガチャで出したものですが、仄かな明かりがなかなか素敵です。
音楽を聴くと、心に明かりが灯るような気がしますね。

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 銀座8丁目の資生堂ギャラリー。何度か訪れていますが、今回は
今までで一番!と思うくらい、楽しめたものでした。

 グラフィックデザイナーでアートディレクターの中村誠氏は、
資生堂の広告を多く手がけ、その美しく印象的な美人たちが脚光を浴びていた時代が、
記憶と被ります。

 70年代後半〜80年代の山口小夜子、写真の「この目」だけですぐにわかりました。
 1つの作品を作る過程で、コピー(説明)に「漢字を少なく」とか、
フォント(書体)についても、手書きで細かく指定。
 「睫は一本一本はっきりと」等と修正を加える…美意識がそのまま
ポスターにあらわれることが、つぶさにみられたのが本当におもしろかった。

 私も「フォント」が大好きで、些細な表示を印刷するにも、あれこれ迷って、
大きさも文字の太さもついついこだわるという癖があることが、
展示にぐいぐい入り込めた要因だったのかもしれません。
超一流のデザイナーと比べるなんて図々しいですが。

 ほかにも写真の粒子を荒くしたり、ハイライトを入れたり、
コントラストをはっきり=飛ばしたりしたポスターたちは、
それが必然だったと思えるような完成度の高さを感じました。

 資生堂ギャラリーのお隣の本社ビル2階では、現役の若手デザイナーの展示があり、
一度入ってみたかった新しいビルにも入り、“未来唐草”の壁面を
中から眺められて、満足でした。 
 会期末に行ったため、展示は29日まででした。

平凡は非凡

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 「赤毛のアン」の訳者、村岡花子さんは「洗練された平凡は非凡」という
表現をしていましたが、先日の展示をみた中で、とっても感動した
「藝術家」も、こうした要旨のお話でした。
彼女の最初の著作「爐邉」に収録されていた短編の一つです。

 〜つまらない、細々した日常の仕事を喜んで片づけていく、単調な生活を
生き生きと送ること、そんなときも相手に愛を、相手に合わせて行けることが大切…
 そんな人は心の藝術家だという。〜

 主婦は、日々細々とした雑事に追われ、振り返ると
何か纏まったことを成し遂げた気がしない、何も残っていないのではと…
私も、同じことを感じていました。

 「作品も、研究も、何かの上達も」たいして残さず、気づいたら
年齢だけは重ねてしまった…後悔に近い気持ちを時々抱く私は
この話には勇気づけられた気がして、教文館に見に来て良かった!と
しみじみ思いました。

 淡々と毎日を送りながらも、明るく前向きに…ちょっと元気が回復したところで、
ミュージカルを見に行っている末娘と合流するため、駅へ急ぎました。

 この写真は上野動物園の売店で、あまり可愛くて撮ってしまいました。3月9日に。
このあと、お茶の水に行ったのですが、当たり前のように
福井晶一さんの舞台が見られたことは、実は奇跡だった気がする、今日このごろです。

 でも、アンのことばにあるように「曲がり角を曲がったら、その先には
すばらしいことが待っているかもしれません」きっと…。

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 先日は時間が取れなくてカフェに寄っただけでしたが、
念願の展示に、やっと行くことができました。

 会場は教文館書店の9階ウェンライトホール。
花子はこの3階にあった編集部に勤務していました。
竣工が1933年のこのビルが新しかった頃です。

 三越では「モンゴメリと花子」でしたが、今回は教文館との関わり
=出版物に重点をおいた、見応えのあるものとなっていました。

 教文館の移り変わり=古い銀座の風景も楽しかったし、
昔の東洋英和女学院の写真にも見入りました。

 しかしなんと言っても…「直筆の書き込み」には胸を突かれました。
最愛の息子が天に召されたその夜。
 あまりの悲しみに感情が凍ってしまったように、淡々と綴られている文字が悲しい。

 そんな悲劇も乗り越えた晩年の花子の、通訳として
ヘレン・ケラー、サンガー女史などとの交流は初めて知りました。

 会場の展示もつぶさに読んで、置かれていた絵本「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」
「ブレーメンのおんがくたい」も手に取ることができました。

 展示の中の彼女の最初の本「爐邉」。現存するたった1冊がここにありました。
「藝術家」という短編は読むことができましたが、とってもいいお話!
 それについては日を改めて、じっくり書きます。

 あのカフェにまた行きたいなあ…
写真左下が銀座松屋(銀座三丁目交差点)です。

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 菊池寛実(きくちかんじつ)記念・智(とも)美術館
=ホテルオークラお隣にある、美術館です。

 藤本能道(ふじもとよしみち)…初めて耳にする名前でしたが、
東京藝術大学学長もされていた陶芸家です。

 藤本氏は東京藝大を卒業後、文部省技術講習所を経て、
富本健吉・加藤土師萌に師事。
 陶芸を極めていく中で、彼は絵画のように写実的な絵を付けていきました。

 箱や皿に描かれた花鳥は、羽毛の柔らかな質感が感じられ、
陶器に描いたことが信じられないほどの繊細さ。
中間色が多用されて印象派の絵画のようでした。

 また箱はかなり大きなものでもきっちりと蓋ができる…
よく考えると焼き物でこんなに精巧なものは、見たことがない気がします。

 晩年の燃えるような赤の作品は、陶器を焼く炎を連想しました。
色や表現を真摯に探求し続けた生涯に思いを馳せます。

 年譜から読みとれた“寄り道をせず制作〜後進の指導(芸大教授)を
真っ直ぐ歩き続けた端正な生き方“が、その作品にも現れているようで、
見終えたあとは、清々しい印象でした。


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