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 “十字架”にも見える厳かな感じの風景ですが、これは、
北海道の浅野鉱山選鉱所(跡)です。

 今回の写真展は廃校、廃坑、廃業した旅館や保養所などが題材になっています。

 以前の日々の賑わいや人の息づかいが残っているかもしれない…
その微妙な「気配」と、容赦なく浸食してくる「緑」たち。

 廃校に残されたグランドピアノの剥落している塗装、
天井が剥がれて落ちかかっている教室。非情な現実と、
妙に明るい緑のコントラストに引き込まれました。

 通っていた学校の明治に建てられた校舎が解体するのを目の当たりにして
「古い西洋館」に興味を持ったのは高校時代。
 
 その流れで“廃屋”のようになったものも妙に引っかかって…
ネットが使えるようになって間もない頃、廃墟のページをよく眺めていたものです。
 そして、軍艦島や廃坑の写真に「歳月の重さ」を感じたものでした。

 今回は久しぶりに、このジャンルをじっくり観てみました。
 
 中筋氏の作品にあふれる“緑の生命力”が、写真を
ただ寂れた建物(空間)としてだけでない、
なにか物語を感じさせるものにしているように感じました。

 5月7日〜14日まで銀座で展示された後、名古屋は開催中〜6月11日、
福岡は7月3〜15日です。

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 先日父の命日があったこともあり、都内に足を運ぶことが
いつも以上に頻繁でありながら、時間は細切れ…
そんなときはいつも銀座にある、写真ギャラリーへ。

 銀座7丁目のニコンサロンは、いつも“見に行ってよかった”という
企画ばかりです。

 石川文洋さんの名前は知っていましたが、今回、50年という
長い時間にわたって撮り続けられたベトナムの写真たちは、
最初は赤ちゃん、成人、その子どもと撮り続けた人たちも居て、
しみじみと見入ってしまいました。

 爆撃で足を負傷した農民、その妻と子ども。無事怪我が癒えても心の傷は深く、
自暴自棄になった夫とは離婚…その赤ちゃんの大きくなった姿も取材されています。

 また夜空が炎で赤く染まる戦争中の写真と、平和な今の高層ビルが建ち並ぶものは、
マジェスティックホテル屋上からというキャプションに、昨年観た
舞台「ホテル・マジェスティック」(沢田教一役=玉木宏)を思い出したり。
 
 サイゴンという地名からは、もちろんミュージカル「ミス・サイゴン」。
ヒロインのキムも、こうした戦闘で両親が死んでしまったという設定です。

 写真は文字では語り尽くせないその場の一瞬を雄弁に語ってくれ、
平和を願う気持ちがさらに強くなりました。

 ベトナム戦争は集結しても、すべて解決とはいかないのが、
戦争の悲しいところ。
石川さんの丹念な取材はそのことも気付かせてくれました。

 展示は銀座が6月3日(火)まで、大阪が7月3〜16日です。

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 以前、「荘川桜」の写真展(電源開発=J-Powerビル)でお会いしたことがある、
前川彰一さんの写真展。

 桜の写真は、今回は一点だけで、山や森などの美しい風景の光が
印象的に捉えられ、なんとなく懐かしい印象の作品たちを
1枚1枚、丁寧に観ていきました。

 「風景写真」は、自然を人の目が見たように美しく撮ることも難しいと思うのに、
これらの写真は、いくつかは対象物が強調されるようにシンプルに写したり、
夢のような光の加減だったり、どれもそのままよりも
さらに印象深くなるような写し方。

 前川氏は自然と向き合い、その瞬間の「きれい!」という気持ちを
伝える方法と技巧を備えているのだろうな…自然に愛されているのだろうと、
考えていました。

 あの時、初対面にも関わらず優しく受け答えしていただいた前川氏と、
またお会いできたらと、軽い気持ちでスタッフに尋ねたところ、
食事に出ていたのに連絡を入れてくだって、恐縮。

 荘川桜の時のことを覚えていてくださって、
この日も和やかにお話できて楽しかった。

 東京での展示は連休の頃に終了してしまいましたが、
名古屋〜仙台〜福岡〜大阪〜札幌と、10月22日まで、
全国の富士フイルムフォトサロンを巡回します。

 (題名の「美写」は文字通り美しく写す、
「炯然(けいぜん)」は光り輝くという意味です。)

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 切手の図案「花嫁人形」の作者、叙情画家・蕗谷虹児。彼の名前は勿論
ずっと前から知っていて、本郷の「弥生美術館」でも目にしたことがあります。
今回は作品数も多く、彼の生涯を網羅したものとなっていました。

 初期の1920年代の「令女界」の表紙たちは、さりげなくアールデコの
香りがします。
少女たちはみな長い睫に縁取られた大きな(でも大き過ぎない)瞳をもち、
小さな口元が愛らしい。
 でも、こんな風貌の少女は当時、まず実在はしなかったろうと想像し、
だからこそ「憧れ」の象徴として人気を博したのかもしれません。

 パリ留学時に知り合った藤田嗣治から贈られた絵もありました。

 心に残ったのは晩年に描かれた「母子観音」。ラファエロの母子像を彷彿とさせる
構図と面立ち。個人蔵ですが、贈られた方もずっとこれを床の間に飾っていたそうで、
とっても癒される絵です。

 嬉しい偶然だったのは、行く途中の電車で読み耽った本にでてきた
吉屋信子の本「花物語」の装丁が蕗谷虹児だったこと。
活字の中に生き生きと美しい絵がはめ込まれた気分でした。

 それにしても。叙情画家さんって、みなさんイケメン!です。
虹児さんも当時としてはエキゾチックな風貌で、
これも憧れの対象となったことでしょう。

 行ったのが展示最終日で、私の“初スカイツリー”とソラマチでした。
博物館は比較的静かでしたが、ツリー展望台あたりは大勢の人たちで賑わっていました。

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 「生糸」の展示(横浜開港資料館)の次は「絹織物」へ。
すぐお向いの博物館同士、2館目割引もあって、早速行ってみました。

 輸出品として人気を誇った「横浜シルク」のスカーフたち。
戦前の生糸輸出時代は、日本で手工芸を施して
アメリカで販売されていたものもありました。

 映画「華麗なるギャツビー」を思い出す、ビーズやスパンコールも華やかなもの。
細かい細工、今でも縁は手作業でかがるという丁寧な仕事。
溜息を誘うような美しさです。
 小さなヴァイオリンのチャームがついた「シンフォニー社」製品です。

 戦後の横浜でデザインされたスカーフはシックでモダン、地模様やドロンワーク、
クレープや縮緬など表面の加工と、多様な製品が作られていました。

 正方形以外にも三角形、長方形や、頭に被せる部分が立体成型というものもあり、
当時のお洒落な女性たちの必須アイテムだったことが偲ばれました。

 綺麗な発色のこれらのスカーフは、衆議院贈呈用、北海道洞爺湖サミットの
首脳贈呈品にも使われています。

 デザインコンテスト入賞作品の部屋では“サリーの試着”もできました。
思い切って鮮やかなピンクのサリーを着せてもらって、シルクの手触りと、
意外に軽い着心地も体験できた(でも動きにくいかな?)
楽しい時間となりました。


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