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 北区飛鳥山には「紙の博物館」「渋沢史料館」「飛鳥山記念館」の3つが並んでいます。
行った目的はここの“青淵文庫・晩香蘆”の重要文化財建物見学でしたが、
もちろん博物館も、全部回ってきました。
 この「渋沢史料館」は、渋沢栄一に関する展示物が満載。順路が分かりやすく、
見学シート(説明書)も随所に置かれ、とても見易い印象を受けました。

 渋沢栄一の生まれは、武蔵国榛沢郡血洗島=現在の埼玉県深谷市。
青年時代は尊王攘夷運動に参加〜徳川慶喜に使え、幕府派遣でパリへ視察に赴き、
帰国したら明治維新という激動の真っ只中。
 早速、銀行や大蔵省の基礎を作ることに奔走するも、政府の役人はすぐに辞して、
民間の立場を貫きながら、多くの企業の創立に参画。

 実業人として絶大な力を持ちながら、商工会議所を組織し、労働組合の支援も行い、
最晩年には、「アメリカとの人形交流(青い目の人形使節)」も…。

 業績はとても書ききれないくらいのマルチ人間、世界平和を願っていた栄一は
1931(昭和6)年に91歳の生涯を閉じましたが、その頃、日本は戦争へ向かっていた…
 
 展示を見終えると、今まで漠然と「偉人」として捉えていた栄一の
全ての階層、世界全部を視野に入れた“おおきな人間像”を
くっきりと描くことができました。

※青い目の人形と渋沢栄一翁=当時のアサヒグラフ・表紙用写真
(埼玉県平和資料館特別企画展「青い目の人形と渋沢栄一」図録より)

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