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今回の展示は8つのトピックを4つずつ2館に分けての展開。
最初に観た近代美術館はそのうち2.5.6.8です。
(2エスペラントとともに 5思想と組織 6転移するイメージ 8点へ…)
“瑛九”さんって、変わった名前…まず感じたことです。
本名は杉田秀夫で、出身は宮崎県。美術評論などを執筆したのちに作品を発表する時、
「Q‐ei」=「えい‐きゅう」=「瑛九」。
名前らしくない、記号のようなものをイメージして付けたそうです。
たまたま私が訪れた時は、学芸員さんのギャラリートークの時間でもあったため、
トピック6“転移するイメージ”のフォトデッサンの話題が中心となりました。
印画紙に型紙を置いて、光を当てて感光させる、型紙をずらしたり換えたりしながら、
その感光で“かたち”を描く…小さい頃、雑誌の付録にあった“日光写真”と
仕組みは一緒ですが、こんなに芸術性が高いものになるなんて。
他にはエスペラントの普及に努めたこと、既存の芸術家組織・権威主義に対抗し、
宮崎では美術団体「ふるさと美術会」を立ち上げ、「デモクラート美術家協会」の
設立に関わったりしていました。
近代美術館での展示の最後は「点描」。描き始めた頃は大きい丸型の集合に近く、
○が花びら型、おはじき型と呼ばれるような、可愛いものもありましたが、
最晩年は、細かい点がみっしり描き込まれ、渦のような爆発のような、
静かに見えてパワーを秘めている作品となって行きました。
瑛九は傍から見ても体に悪いのでは、と心配になるくらい点描にのめり込み、
48歳の若さで逝去…なんと勿体ないことでしょうか。
フォトデッサン、油彩、日本画も版画も…多彩な作品を残して旅立って行きました。
そして続いて2館目の、「うらわ美術館」へ。徒歩20分、たっぷりかかりました。
明日へ続く。
※左は近代美術館で売っている“モネのはちみつクッキー”です。香ばしくて美味しかった。
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