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お茶の水と水道橋の間に電車から見えた「日本学生会館」。 (竣工時「文化アパートメント」設計ヴォーリズ建築事務所・1925〜30)。 昔、旺文社「学芸コンクール」の表彰式がここで行われ、母と出席した思い出があります。 表彰式の前に首相官邸に総理を訪問、なぜか花束贈呈の役割を振られ、 当時の首相と握手をした写真を後で旺文社から送っていただき、 祖母がとても喜んだことも、いい思い出です。 だから、電車から見える度に、あの時は…と思い出していたものですが、 その後、あまり電車に乗らなくなったうちに取り壊しになりました。 「赤尾の豆単」…当時はみんな持っていたものです。 表彰式にはもちろんその赤尾好夫社長も姿を見せていました。 このコンクールには作曲部門もあって、審査員の團伊玖麿氏と 廊下の角でぶつかりそうになった(あの時は済みません!)など、 さまざまなことが次々に思い浮かんで…。 あれから随分年月が経ったのに、あっという間だった気もして、不思議です。 見慣れた風景のなかの建物は、在る時は何も感じなくても、 失われてみると、そこを通るときに見えないことがこんなに寂しく感じるなんて。 そういう建物は、有名無名を問わず沢山あります。
せめて、このような美しく撮影された写真集で 在りし日をしのぶことしかできないのが、ちょっと歯痒い想いです。 |
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2011年10月27日
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