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皇居のお堀端にそびえるコリント式のオーダーが美しい、大好きな建物。
土日は一般公開されていると知ったのは、実は最近でした。
この日、11時の開始時間に合わせ、先に1か所美術館を回ってから
行ってみました。受付でバッジを受け取り、それを付けて入ります。
最初に2階に上がると、吹き抜けの営業室の“回廊”になっていて、
美しい照明器具の温かい光に、まず感激。なんて優美なのでしょう。
石造りの床や壁、柱の質感に圧倒されます。その場にしばし佇んでから、
まず展示資料室へ。
この建物の設計は岡田信一郎(大阪市中央公会堂・鳩山邸・歌舞伎座など)。
竣工は1934年ですが、岡田氏は建設中に急逝、弟の岡田捷五郎が引き継ぎ、完成。
戦災は免れたもののGHQの接収を経たのち、改造された部分を旧状に戻し、
2004年にビルと融合(リニューアル)、1997年に重要文化財に指定されています。
家具のデザインの梶田恵は1925年アールデコ博覧会で入賞という実績の持ち主。
初めて聞いた名前でしたが、上品で美しい家具の数々は、応接間、会議室などを
さらに厳粛な空間にしていました。
特に「会議室」は独特の空気が流れ、ドラマのワンシーンを見ているような気分に。
応接室はスパニッシュスタイルが取り入れられ、食堂には葡萄のレリーフが施されたアーチ。
そしてこの建物は天井などに漆喰の花飾り(ロゼット)が施されているのが素敵で、
同じ岡田氏設計の「黒田記念館」も天井飾りが優雅だったことを思い出しました。
思い切って見に来て良かった!と大満足の見学で、
このあたりに来た時は、また立ち寄るつもりです。
※いただいたパンフを開くと大きなポスター。圧倒的な石柱はもう美術品です。
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