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どこかの美術館で偶然目にしたチラシ「物流博物館」…初めて聞いた!
しかしこの“写真”にぐっと惹きつけられて、品川方面に用事があった日に、
観てきました。
強烈な印象を残した“山積みになった荷車の写真”は、帯広駅での撮影(1960年代初頭)。
広告写真募集に投稿されたもので、撮影者は十代の青年で、
後年、自動車写真家として活躍されている花岡弘明氏でした。
ここに展示されている写真は、写真家さんが“作品”として撮ったものではなく、
資料として、もしくは日本通運の広告写真に応募して、というもの。
芸術的表現とはあまり縁がない分、ありのままの姿が伝わってきます。
輸送手段としては自動車が鉄道を上回ったのは思ったよりも早く、1970年頃でした。
秋葉原にあった青果市場のトラック、羽田空港の溢れそうな荷物、
広大な汐留貨物駅の引き込み線と、出来たばかりの世界貿易センタービル…。
1970年代までの写真たちは、記憶の奥底にある風景と、どこか繋がる感じです。
ここに来た直接のきっかけはチラシにあった「旭川駅の馬車」の写真でした。
1962(昭和37)年撮影…福井さんが生まれる約10年前ですが、
“旭川”という地名を見ただけで、見に行こう!と思ってしまいました。
1960年代にまだ駅構内に馬車がいたなんて、初めて知りました。
小学生向けの常設展示は、大きなジオラマにクルマや鉄道がモノを運ぶ様子が壮観。
『流通』も奥が深いなあ…と、企画展示が変わったら、また来たいと思います。
※図録の表紙の一部。旭川のお馬さん(上右)が可愛く、帯広駅の荷物(左下)は壮観。
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