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「その1」からの続きです。 この映画は、野獣〜王子役のジャン・マレーが観たくて借りてきました。 “輝くような美男子”というイメージでしたが、確かに王子の姿は美かったのですが、 映画を見ているうち、彼よりも気になったのは衣裳でした。 モノクロ映画は色で変化をつけられない分、 衣裳にラインストーンを付けたり、馬の鬣(たてがみ)にさえスパンコールが付いていた程、 細かいところまで“光”で表現していて、陰影がとても美しい。 ビーストの衣裳にも縦長のスパンコール。ベルは輝くブロンドの髪で、 野獣から贈られたネックレスも光を放っていました。 白いカーテンが風にふわふわと揺れる、お城の長い廊下を歩くベル、 陰影をとてもうまく使っているシーンでした。 野獣は四季のビーストとは違い、顔面も毛皮=猫みたい…あまり怖くはないです。 ルミエールのように物が人間ぽくなることはなく、蝋燭を支えるのが人間の腕とか 彫像が動くというくらい。 ガストンほど強烈ではありませんが、お城に乗り込む兄の友人がそれに近い役柄でしょうか。 その友人が変身した王子様(ジャン・マレー)、という配役でした。 ベル自身は「どこかで会ったような?」とはっきり認識できていないようでしたが。 ベルを演じたジョゼット・デイは、洗練された美しさですが、もう少し素朴さも あったほうが、ベルらしいかな?という気もしました。 ベルはここでは読書好きという設定はありません。 戦後最初に封切られたフランス映画だそうで、画質は粗く、音声もざらざらですが、 そこに漂う“優美”なものは、時代を超えて、今でもうっとりさせてくれるものがありました。 ※主演のジャン・マレー。この“瞳”が野獣を演じるにはぴったりと
ジャン・コクトーがキャスティングしたそうです。もちろん、王子様の姿も素敵!でした。 |

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