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 1948年制作のイギリス映画。監督はマイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー
 ずっとスクリーンで観たかったのですが、今回、
デジタルリマスターエディションになって公開という事で、さっそく観てきました。

 冒頭、蝋燭の光に浮かぶ手書きの題名「The Red Shoes」の映像が、本当に綺麗。
 主人公ヴィクトリア・ペイジ(モイラ・シアラー)は、バレエ団の主宰者の目にとまり、
新作バレエ「赤い靴」の主役に抜擢されます。
 同時に新進作曲家のデビュー作でもあったこの作品で、2人は恋に落ちるのですが、
彼女を1人占めしたい恋人との関係と、バレエへの情熱の板挟みに苦しむ彼女に、
主宰者は容赦なく選択を迫り、苦しむ彼女はついに…。

 主宰者(芸術監督)役のアントン・ウォルブルック。端正な容貌とかっちりとした台詞は、
妥協を許さない監督にぴったり。
 一方の音楽家役、マリウス・ゴ―リングは、ウエーブのかかった髪に、
物言いたげな瞳で、恋愛に突っ走る感じが似合っていました。
 
 そしてヴィクトリアとパ・ド・ドゥを踊る男性ダンサー、ロバート・ヘルプマンと、
道化役のレオニード・マシーン、さらに劇中、結婚により途中でプリマを降りる役は
リュドミラ・チェリーナ、みんな当時のトップダンサーだそうです。
 道理で…見応えがあるはずです。

 デジタルリマスターによる映像処理は、この映画を現代のものとして見ても、
全く違和感がないような気にさせてくれました。
 バレエの衣裳は、今見ても本当に素敵ですし、バレエ団のお嬢さんたちや
男性たちのファッションもシック。

 劇中の長いバレエシーンがとにかく美しく幻想的で、見終えた瞬間、
“もう1回観たい!”と思うほどでした。

つづく。

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