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 「午前10時の映画祭」昨年3月の上映予定で、とても楽しみにしていた作品が
震災で順延となっていたもので、この日、ようやく観ることができました。

 監督ヴィクター・フレミング、主演はクラーク・ゲーブル、ヴィヴィアン・リー、
1939年公開の、あまりにも有名な作品。
 タイトルバックのアルファベットが横に流れるシーンをスクリーンで見られて
最初から感動!でした。上映に4時間かかる大作は、語り尽くせない!ということで、
今回は、スカーレット(ヴィヴィアン・リー)とメラニー(オリヴィア・デ・ハビランド)についてのみで。

 美貌で自信家のお嬢様、スカーレット、対する優しく地味なメラニー。
スカーレットが恋い焦がれるアシュレーはメラニーを愛し、彼女にはなびかない。
今まですべてのものが自分の思い通りになっていた彼女は、
その事実を受け入れ難く、いつまでも引きずる…。

 痛ましくもあるスカーレットのキャラは、実在したら周りが大変だろうなあと思います。
 一方、誰にでも優しい天使のようなメラニーは、絶対に人のことを悪く言わない。
それは見事なほど…ですが、家に強盗が入り、スカーレットが撃ってしまったら
速攻「バッグを探れ」と命じる、実は相当冷徹なしっかり者…
 ある意味スカーレットより怖い。
更に「死体を早く処理して」と的確に命じるメラニーは、台詞も低く落ち着いた声でした。

 主人公に感情移入しない点では、この2人どちらにも共感はできなかったものの、
見事なまでに対照的。スカーレットは散々周りを振り回した挙句、
真実の愛は得られなかったけど、「明日に希望を託して」という
打たれ強さは、尊敬に値します。

 特撮技術などは今と比べ物にならないのに、戦争シーンや町が燃えるところは
臨場感に溢れ、これが1930年代の映画とは信じ難い素晴らしさでした。
 スクリーンで鑑賞できて、本当に良かった。

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