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 3月の「フェルメールからのラブレター展」を見に行く前に、
いろいろな本を借りて読みましたが、映画のDVDは見そびれていました。
 しかし6月30日からの東京都美術館の
「マウリッツハイス美術館展」の前には見ておきたい!と
やっと、借りてきました。

 まず、主演のスカーレット・ヨハンソンの目が美しい。
台詞は極端に少なく、目で語るシーンが多いのですが、
薄いブルーの瞳に吸い込まれそうです。

 フェルメール役はコリン・ファース。
彼もほぼ黙して語らず、喋るのは彼の妻と母親、そしてパトロン。
話はしないけれど、いつも怖い目で見ているフェルメールの娘は、存在感抜群。

 映画の画面の“沈んだ色調”は、彼の作品が動いているような錯覚を覚えるほど、
17世紀オランダの雰囲気でした。

 絵に関する感性が鋭い彼女に、絵の具を混ぜる助手をさせ、
それがフェルメールの妻の反感を買う…。
 その「妻」の耳飾りを彼女に付けることは、彼女を怯えさせることにもなったのでしょう。
振り向いた青いターバンの少女のまなざしは、心細げにも見えます。

 映画の中に出てくるフェルメールの絵画、木箱のカメラオブスキュラ、
当時の風俗、丁度品など、みんなつぶさに見ることができました。

 彼女のボーイフレンド、肉屋の息子役はキリアン・マーフィー。
「麦の穂を揺らす風」の記憶が蘇りました。

 そして…本物の“真珠の耳飾りの少女”に会える日がますます楽しみになりました。

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