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まず「マクベス」。マクベス夫人(坂東玉三郎)のグレーのビロードの衣裳に 竹ビーズの襟飾り…繊細な細工でした。 キモノのように広がった袖口の裏を見せて、そこにも ビーズ刺繍がびっしり、という、えんじ色の衣裳もありました。 次は「サド侯爵夫人」。登場人物の年齢にあわせ、夫人ルネ(小川真由美) 妹アンヌ(高林由紀子)、男爵夫人(杉葉子)、モントルイユ夫人(南美江)と、 ずらりと並び、うっとりと眺めました。 主役ルネは胸に幾つもリボンが並び、フラゴナールの「ポンパドール夫人」の絵を 彷彿とさせます。同年代の夫人たちは襟や袖には優雅なレース、 スカートの縁には細かいフリルやブレードの飾り、 色もモスグリーンやベージュで上品。 年配のモントルイユ夫人は全面にゴブラン織りを用いて、 縁は小さな房飾りがずらり…手が込んでいます。 これらを着て演じている姿もとっても見たくなりました。 この演目は三島由紀夫原作、演出は芥川比呂志で、 “衣擦れの音が感じられるような衣裳”を、という依頼に応えたのが、これらでした。 さらに「ハムレット」。ハムレットのクレープ生地の オフホワイトのシャツは、レイアーティーズとの決闘を連想しました。 ガートルードとクローディアスはともに黒の作品。 スラッシュ部分も丁寧な仕上がりで、重厚さが漂いました。 この作品の上演は1984・2、日生劇場。 キャストはハムレット=片岡孝夫(当時)、レイア=荻島真一、そしてホレイショーに山口嘉三、 アンサンブル田代隆秀と、四季でよく拝見した名前も。 山口さんは2年前の四季の「ハムレット」でもデンマーク王で出演していましたが、 「ウェストサイド物語」のドック、「鹿鳴館」の清原なども観ています。 田代さんは最初に見たときの「ユタ」のペドロ親分で、 「南十字星」の島村中将、「春のめざめ」など、2人とも好きな俳優さんです。 思わぬところで“若い!写真”を発見し、嬉しかった。 この日は、オフィーリアの衣裳の展示が無く、
展示替えがあるので、会期中是非もう1回行こうと思っています。 |
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