|
副題は「そのときの光、そのさきの風」
有元伸也・本山周平・中村綾緒・村越としや・新井卓の
それぞれに個性的な若手5人の写真展。
中でも「タゲレオタイプ」という鏡のように磨いた金属板に像を焼き付けた
1点だけという作品(新井卓)に心を奪われました。
現代ではほとんど使われない、この手間のかかる繊細な技法、展示の仕方も
暗室のようにカーテンで仕切り、時間ごとに角度を買えて照明を当てていました。
チラシのヤマユリもその作品の1つ。どこか幻想的でセピア色に近い画像が、
江戸末期の写真を連想させますが、
この花は「放射性のヤマユリ」…まさに現代のものです。
他には日本中を旅して撮り続ける(本山周平)、
新宿での様々なポートレート(有元伸也)
震災後の福島を撮り続ける(村越としや)
あえてもやもやとした写真、映像もあった中村綾緒、
どれも見応えある展示でした。
「写真の現在」1〜3のメンバーを今見て見ると、
1(1998) 齋藤さだむ・畠山直哉・楢橋朝子・松江泰治・金村修
2(2002) 伊藤義彦・ 小林のりお・港千尋・鈴木理策・兼子裕代・勝又邦彦・野口里佳・横澤典
3(2006) 伊奈英次 ・小野規・浅田暢夫・北野謙・鈴木崇・向後兼一
という名前が並びます。
写真に詳しくない私でもお名前を記憶している方が結構いて
今回のメンバーも、今後が楽しみです。
|