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ひばり(劇団四季)

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☆2012年7月19日(金)ソワレ 自由劇場

 ジャンヌ・ダルク、奇跡の少女。
私は勝手に結末を想像していましたが、…ラストは意外!でした。

 野村さんの台詞は「ハムレット」「エビータ」でも“小鳥がさえずる”ように
感じたことがあったのですが、今回は題名からして「ひばり」。ぴったりです。

 印象としては1幕の方が好きです。ジャンヌがボードリクール(味方)を説得して
兵を得るところは囀るように彼の自尊心をくすぐり、結局は言う通りにさせてしまう。
 さらにシャルル王(加藤)も“いちばん怖がった人が真っ先に自由になれる”(要旨)と
説得されて、その気になってしまう。

 2幕は裁判なので少し重苦しくて“神の恩寵を感じているか否か”という
抽象的な話に、元気でお茶目な1幕のジャンヌではなくなってしまい…。
しかし最後は“彼女らしく”終わる、なるほど。

 キャストは野村玲子、味方隆司、加藤敬二、田邊真也、坂本里咲ほか。
野村ジャンヌの「神→自分」と交互に語るシーンは自然で見事、
味方ボードリクールは飄々として、加藤シャルル王は頼りない…。
そんなシャルルの妃(西田有希)と愛妾アニエスの坂本さんの美しさにはうっとり。

 女性達の衣裳がとっても素敵。エナンと呼ばれる“三角帽子”に
ベールがふわりと垂れて、風にそよぐ後ろ姿が優美です。
貴婦人たちのベルベットのような重厚な質感のドレスも見応えがありました。
 
 ウォーリック伯の田邊さんは、マントに波型にファーが付いていて、
かなり個性的な衣裳なのに、とても似合っていました。
 そして、ジャンヌの兄役の小松貴行さんは初見ですが、キムタクを思い出す美男子で、
これからが楽しみです。

 ストレートプレイは“言葉の饗宴”。
野村ジャンヌをはじめ、キャストの皆さんはじっくり聴かせてくれました。

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