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「時代を駆け抜けた芸術家たち」という副題が付いています。 ここで見ることができる佐伯祐三・朝倉文夫・梅原龍三郎・岡本太郎らの作品も見応えがありましたが、 「見に来てよかった!」と思ったのは、 展示の冒頭、美術館ができるまでの解説が素晴らしかったからでした。 最初の公立美術館設立基金として、当時の100万円(現在の約32億円)を寄付した 炭坑王・佐藤慶太郎。彼は生活改善の会(新興生活)も主宰し、その本部は 今の「山の上ホテル」の建物だったという…なんて素晴らしい人物。 1926年竣工の本館設計者は岡田信一郎。様式の名手は、装飾はもちろん、機能にもこだわり、 採光は天窓のみの「無窓壁」(むそうへき)を採用。 貴賓室の家具は梶田恵(かじためぐむ=男性)デザイン。あの「明治生命館」も同じコンビです。 岡田氏の設計図には息を飲みました。やはり直筆はすごい… ついこの間、建築の講座でコピーをみたばかりのものの本物。緻密な線描でした。 梶田氏の家具も繊細な装飾、加えて小川三知(おがわさんち)のステンドグラス。 旧館から外して保管されていたものは、その色合いがシックで、美術品の趣でした。 旧館起工式〜竣工当時の外観、内装の写真もあって、 時間をとってじっくりと見てきました。 この旧館に関する展示は、ケースも木製の当時のものという、粋な計らいでした。 新館(1970)設計は前川國男。煉瓦タイルのシンプルな箱形の外観ながら、 周囲の環境に過不足なく溶け込むのは実はとても凄いこと…最近ようやくわかってきました。 こうした建物の展示の後が、名作揃いの『絵画』の展示でした。 レオナール藤田が描いた「真珠湾攻撃」の絵は衝撃でしたが、時代の要請だったのでしょう。 この展示は無料。なんだか申し訳ないくらいの盛りだくさんでした。 |
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2012年08月22日
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