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早いもので、4度目の研究会。隈研吾先生の講義の後の“邸宅の案内”です。 今迄にこの解説も4回聴いたのですが、決して飽きることはなく、 その度に新鮮です。 今回の見どころは、昭和11年9月26日に遠山邸が竣工披露会をしたときの 豪華な「室礼(しつらい)」の再現。 玄関広間には、紅葉したドウダンツツジと菊が大きな青磁の花瓶に生けられ、 廊下には見事な松の盆栽、大広間は御簾を巡らせた典雅な風情、 そして床の間には頼山陽「天草洋詩」の掛け軸。 茶室も、茶道具や掛け軸は極上の美術品。 なかでも薄茶席の床の間の「佐竹本三十六歌仙」は重要文化財です。 濃茶席の床の間も、伝紀貫之「高野切」が飾られていました。 一番印象的だったのは、竣工時の写真に写った毛氈が そのままの柄で“実物”が敷かれていたこと。 毛織物(お習字の下敷きのような)なのに、色合いの美しい絞り染め。 白黒写真が鮮やかなカラーで蘇ったようで、 触ることはできないけれど、じっと見てしまいました。 (床の間は冷泉為恭「虫狩図」) 使われている材木も玉杢や樹齢何百年?の屋久杉、栗など、どれをとっても貴重な木材で、 現在は入手不可能と思われます。 次回の研究会も楽しみです。
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2012年10月02日
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