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今回は開館60周年記念の”名作勢ぞろい”の展覧会。
コレクションスペシャルは13室、他に「実験場50年代」と、全部見るのにはかなりの時間を要しました。
リニューアルで床材が艶消しになり、照明が工夫されているのか反射が本当に少なく、
見やすくなった印象です。
展示室1「ハイライトの部屋」は、その名の通り重要文化財ばかり。
特に横山大観の大作「生々流転」がすばらしい。他にも原田直次郎、菱田春草、萬鉄五郎、河合玉堂、
村上華岳。
2「はじめの一歩」浅井忠、青木繁、そして黒田清輝「舞妓」。教科書では観たことがありましたが、実物を見て、その生き生きとしたタッチがぐっと迫ってきました。
安井曾太郎「金蓉」も、おなじみの作品です。
3「人を表す1」中村彝「エロシェンコ氏の像」(重文)は、夭折した彼の代表作でしょうか。
藤田嗣治、岸田劉生の麗子など。
4「人を表す2」は彫刻。新海竹太郎「ゆあみ」は紗を纏った美しい女性…。
高村光太郎「手」荻原守衛「女」と、やはり有名な作品ばかり。
5「風景を描く」は、切手にもなった岸田劉生「切通之写生」(重文)。
くっきりとしたコントラストです。
6「前衛の登場」恩地孝四郎、そして瑛九、古賀春江。
7「戦争の世紀に1」と8「戦争の世紀に2」、ここは重苦しかった。
梅原龍三郎、藤田嗣治、小磯良平など名だたる画家たちも、戦場の絵を描かされていた…
時代を感じます。
9「写真」は、上田正治、大辻正司、石元泰博、東松照明、田村彰英、森山大道、須田一政、
高梨豊、牛腸茂雄。全員、どこかで観たことがある作家で、胸が躍りました。
10「日本画」の部屋、ここが一番好き。上村松園「母子」は人気投票1位に輝いただけあって、
ひたすらに優しい絵。屏風が遠くから見えるよう、真ん中が空間になった部屋です。
11、12「疑うことと信じること」草間弥生、横尾忠則、荒川修作、川原温、高松次郎、榎倉康二など。
ん〜…だんだん厳しくなってきた?
13「海外作品とMOMAT」アナリ・ルソー、ピカソ、ブラック、ココシュカ、カンディンスキー、マックス・エルンスト、イヴ・タンギーそして大好きなパウル・クレー。
もう、書き切れません!その他として彫刻・船越保武「萩原朔太郎」がすてき。
ここまでで、ようやく半分、という全館を使った「美術にぶるっ」でした。後半へ続く。
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