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ダスティン・ホフマンが初監督、主演は名女優マギー・スミス。
これは観たい!と、映画館へ。
現役引退をした音楽家たちのホーム「ビーチャムハウス」。
しかし経営難で、資金集めのコンサートを企画することになる…。
そんな時入所してきた、かつてのスター歌手ジーン(マギー・スミス)。
既に入所しているレジー(トム・コートネイ)は彼女の元夫で、
別れたことが未だに“心の傷”となっている様子。
一方の彼女は、かつてのような強気ではなく、素直に謝ったりして、
彼の心は徐々に氷解していく…。
このホームに入居している往年の名歌手4人での「カルテット」(リゴレット)が
チャリティーコンサート一番の見せ場となる、と
練習に熱が入る様子とともに、
ちょっとコミカルな元気なおじいちゃんの軽口、
かわいいおばあちゃんの天然(認知症?)などの日常生活も差し挟まれて。
劇中、さわりだけの名曲「椿姫」「トスカ」「オテロ」などがふんだんに出てきますが、
実演していると思われる俳優さんの声や、
トランペットやクラリネット、ピアノなど楽器演奏の音色が、実に美しい。
それはエンドロールで謎が解けました。みなさんかつて
BBC交響楽団主席奏者など、本当の演奏家さんたちだったのです。
ある意味、この映画で私が一番盛り上がったのは、ここでした。
穏やかないい映画ではありましたが、全体的に淡々とお話が進み、
名優を生かし切れていない印象かなと、生意気にも思ってしまいましたが、
音楽は、とても楽しめました。
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