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今年もみんなで食べることができました。
ホールで食べるのは年に一度のお楽しみでもあり、
ここ数年は真夏の大切なイベントになっています。
先日は三世代の女性が5人、うち8月生まれは3人。
中心の母が、この時期(8月)思い出すのは、疎開したことや食糧難のこと。
1日分の食料が「湯呑み茶碗1杯ほどのザラメ」だけ。3回に分けて
お湯で溶いたりそのまま口に入れたりして凌ぐ…いつもいつもお腹が空いていた。
私には繰り返し聞かされた話でも、実際に経験した“重み”は薄れることなく、
娘たちもきちんと耳を傾けていました。
しかし母は「新しいこと」も大好き。興味の中心は
スポーツクラブ。ボランティアや落語などの鑑賞、短歌や俳句。
1人暮らしでも毎日買い物をし、野菜中心のおかずを作り、市販の総菜は買わずにいます。
この日は「寒天ゼリー」を作って持ってきてくれました。
そして母の母(私の祖母)の話で、彼女は独身時代に
女優の家でお手伝いさんをしていたらしい…それは浦辺粂子さんだった。
今になって初めて知ることがあるなんて。そんな祖母は
小学校さえなかなか通うことができず、漢字は書けませんでした。
だからこそ「本を好きになって欲しい」と、孫たちに玩具ではなく、
過剰なくらい本を買ってくれたのかと、今更ながらありがたく思いました。
白髪もほとんどなく、本当に若々しい母。
「おばあちゃん、八千草薫に似てるね」、と娘たちにいわれ、
「そんなことないわよ〜」と言いながらも、うれしそうな母でした。
来年もまたケーキを囲んでにぎやかに語り合えますように。
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