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展示の本当の題名は「被災者が語る関東大震災」です。
ただ“このフレーズ”がとにかく印象的で…。
90年前の9月1日に大震災が起きてからの数日、
火災や余震が収まらない中、自らも被災しているのに、
公園で献身的に看護を行っていた女性がいました。
1923年9月30日付「横浜貿易新報」で
〜懇切な応急手当てをなし、萬人に天使降臨の感あらしめた〜と紹介された
新井テイさん=現・日高帝さん。当時二十歳くらい。
なんと100歳を超え、ご健在です。
柴田トヨさんにも似た「近影」も観ることができました。
展示は、小学校教師であり画家の八木彩霞の証言や絵、
火災が起こる前の倒壊した家屋を記録した岡本三朗、
完成後たった10年で焼失した神奈川県庁と、その向かい側で全壊した
英国領事館(=今の開港資料館の場所)などの写真たち。
当時中学生だった男子生徒が「来レ!大正十三年。」と、復興へ向けて
力強く書かれた日記も展示されていました。筆者の賢そうな男子は
後の國學院大学学長の佐藤謙三氏。
昨日は午後2時からのコンサートのため、久しぶりに
横浜に行きましたが、奇しくも“震災から90年”となった
正午前には、少しだけ頭を垂れて、
亡くなった方々の冥福を祈りました。
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