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7月に上映された「怪談」を見に行けなかったので、
少し久しぶりの“シネマ歌舞伎”。
今回は野田秀樹作・演出、抱腹絶倒の楽しい作品。
忠臣蔵が世間の評判になると、仇討ちは美談になると、
町人(刀を研ぐ仕事)でありながら武士になろうとする辰(中村勘三郎)に
父(坂東三津五郎)の命を奪われた兄弟(市川染五郎・中村勘太郎)の仇討ち。
口の巧い曲者の辰と武士たちのやりとりは
時におかしく、もどかしく。
取り巻く女たち(中村扇雀、中村福助、中村志のぶ)、町人(中村獅堂ほか)、
そしてお坊様良寛(中村橋之助)と、豪華な出演者たち。
命を“散りゆく紅葉”にたとえるところではしんみり…。
汗だくの熱演、中村勘三郎さんはやっぱり巧すぎる!
収録は8年前の平成17年。若手の息子役2人や中村獅堂さんは、
本当にまだ初々しい感じの若者でした。
歌舞伎というよりは、現代劇の趣で、ミュージカルのように一斉に動き、
舞台を駆け回ったり、客席通路に登場したり。
生で見たらもっと楽しそうです。
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