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☆2013年10月4日(金)ソワレ
7月の帝劇で観た福井ジャベールから、ちょうど3か月。
初めて訪れた「中日劇場」。音響は…オケピは…興味津々です。
怖いくらいに迫力が増していた印象の、福井ジャベ。
そしてジュンヒョンバルは、力強い歌声と紳士的な雰囲気。
キャストは平野エポ、和音ファンテ、田村マリウス、磯貝コゼットと、
駒田&浦嶋テナ夫妻、加藤がブローシュほか。
冒頭、望遠鏡で向うを見ていたり、リストを確認したりするジャベールを凝視。
バルジャンの「自由なのか」を受けた「違う!」も、重く低い声です。
「ですが市長!」とか、歌ではないところの声が、一段と鋭くなった気がしました。
歌は、♪泳がせておいて捕まえてやれ〜の流麗な感じが好きで、
ここではいつも耳を澄ませます。
「Stars」は、この作品には珍しい、メロディーが他の場面とリンクしていない曲。
イントロを始め綺麗な旋律ですが、♪ぶち込むぞ〜という歌詞なので、
とっても力強くて、福井さんの声にぴったりと、いつも聴き惚れています。
圧巻の自殺の場面で、「ひと突きのナイフ!」で人差し指を立てた瞬間、
指なのに、なぜか鋭く見えたのは、福井さんの演技力のなせる技でしょうか。
“なぜジャベールは自殺したのか”釈然としなくて、ユゴーの原作を訳した本を
その部分だけ何度も読み返して、今回また観たのでしたが…
バルジャンに瀕死のマリウスを病院に連れて行くことを許可した瞬間のジャベールの
困惑、後悔…その辺りからもう破滅の坂道を転げ落ち始めていたのでしょうか。
神のような“自己犠牲”のバルジャンと表裏一体のような、法の奴隷ジャベール。
何度も読み返してきてよかった…観終えてスタンディングオベーションをしながら、
ちょっと重たい感動に浸っていました。
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