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 群馬県にあるこの古い工場は、ずっと行きたかった場所でした。
明治5年に建てられた時のまま141年も経っている…本当に?
行ってこの目で確かめたかった。

 休日出勤の代休で参加できた、平日のバスツアー。
行き先は、ここと碓氷峠の煉瓦の「めがね橋」。
1人での参加でしたが、天気に恵まれていい1日を過ごせました。

 さて。ドキドキしながらあの“明治五年”の石がある繭倉庫の前に立つと、
きれいな煉瓦色の壁面、柱も屋根もしっかりとして、ゆがみなどがなく
それほど古くは見えません。

 長さ100m以上もある「繭倉庫」が東と西に二棟、
他に140mとさらに大きな建物の「操糸場」、
お雇い外人だったブリュナが住んだ広大な「ブリュナ館」など、
みんなすっきりとした佇まいで、140年余り前と多分変わらずに
そこに建っていました。

 煉瓦は外人技師の身振り手振りと深谷から職人を呼んで地元で焼き、
木材は妙義山(杉)、上野村(松)などから切り出したもの。
ペンキはフランス製…。
 繭倉庫の全景を写真に収めたくても、入りきらない。
スケールの大きさには驚きます。

 さらに大きな「操糸場」は、木材を使ったトラス構造で柱がなく、
電気がひかれてない時代、採光のために窓をたくさん作った鉄製のサッシも
当時のものが残っているという…。

 中の機械類は操業を停止した1987年当時のままで、
1970年代のプリンス自動車製ということです。

 解説担当の女性の熱心な説明に、ここへの強い愛が感じられました。
「世界遺産」にぜひ登録されてほしいと願っています。

続く。

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